抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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キウイフルーツかいよう病は,Pseudomonas syringae pv.actinidiaeによって引き起こされるキウイフルーツの世界的な重要病害である。本稿では,日本で分離されたキウイフルーツかいよう病のbiovar(生理型)について概説する。この病原細菌は多様化が進んでおり,表現型・遺伝型の差異に基づいて,日本では生理型1,3,5と6の4つが分布している。こられの生理型のいずれについても,日本の各地で探索・収集されて,農林生物資源ジーンバンクに登録・所蔵された。この病原菌は,東アジア起源と推測されているが,日本の野生植物に寄生していた病原細菌が新たな感染源となる可能性もある。このため,病原菌の生態や分布の実態を把握して,本病を対象とした探索・収集や特性評価が今後も必要である。