文献

J-GLOBAL ID：201702275689100107   整理番号：17A0789749

音符区切り情報を用いた高精度歌唱音声認識

著者 (3件)： 鈴木基之 (大阪工大 情報科学) ,  杉田裕亮 (大阪工大 情報科学) ,  杉田裕亮 (エヌ・ティ・ティシステム開発)
資料名： 情報処理学会研究報告(Web)  (IPSJ Technical Report (Web))
巻： 2017  号： MUS-115  ページ： Vol.2017-MUS-115,No.22,1-6 (WEB ONLY)  発行年： 2017年06月10日 
JST資料番号： U0451A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 歌唱音声を入力として歌詞を認識しようとした時,通常の朗読音声に対する音声認識精度と比較して大きく劣化する。その原因のひとつは,歌詞中の各モーラがそれぞれ音符と対応づけられているため,一部の母音が長音化し,挿入誤りが増加してしまう事である。そこで本論文では,別途推定した音符の区切り情報を用い,認識仮説のモーラ区切り時刻に制約を加えることで歌詞認識の高精度化を目指す。27名が歌唱した童謡歌唱データを用いて認識実験を行ったところ,単語認識精度が85.7%→92.0%と大きく改善した。(著者抄録)

シソーラス用語： 音楽 ,  楽譜 ,  *音声認識 ,  音声 ,  精度

分類 (1件)： パターン認識  (JE07000S)

引用文献 (7件)：

• 伊藤彰則,鈴木基之,牧野正三:この曲、何だっけ?歌で音楽を探す「歌声検索」,DTM MAGAZINE, Vol. 183, pp. 102-103 (2009).
• 尾関弘尚,鎌田貴幸,後藤真孝,速水 悟:歌声の歌詞認識における音高の影響について,2003年秋季音講論集 1-1-1,日本音響学会 (2003).
• Suzuki, M., Hosoya, T., Ito, A. and Makino, S.: Music Information Retrieval from a Singing Voice Using Lyrics and Melody Information, EURASIP Journal on Advances in Signal Processing, Vol. 2007, pp. Article ID 38727, 8 pages (2007). doi:10.1155/2007/38727.
• 川井大陸,山本一公,中川聖一:DNN-HMM を用いた歌声の自動歌詞認識の検討,音楽情報科学研究会研究報告, Vol. 2015-MUS-107, No. 58, pp. 1-6 (2015).
• Bello, J. P., Daudet, L., Abdallah, S., Duxbury, C., Davies, M. and Sandler, M. B.: A Tutorial on Onset Detection in Music Signals, IEEE Trans. Speech and Audio Processing, Vol. 13, No. 5, pp. 1035-1047 (2005).

タイトルに関連する用語 (3件)： 音符 ,  歌唱 ,  音声認識