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J-GLOBAL ID:201702275707836297   整理番号:17A0388868

多機能PEG化金(III)化合物:薬剤の共送達のためのナノ構造への強力な抗癌特性と自己組織化【Powered by NICT】

A multi-functional PEGylated gold(iii) compound: potent anti-cancer properties and self-assembly into nanostructures for drug co-delivery
著者 (8件):
資料名:
巻:号:ページ: 1942-1953  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7042A  ISSN: 2041-6539  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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金(iii)ポルフィリンPEG複合体[Au(TPP C00PEG_5000OCH_3)]Cl(1)および[Au(TPP CONH PEG_5000OCH_3)]Cl(2)を合成し,特性化した。複合体の両親媒性特性に基づいて,それらはサイズ120 200nmのナノ構造に自己集合することを見いだした,これはナノ集合への他の界面活性剤あるいは成分の存在を必要とし,最も一般的な薬物ナノ製剤とは違ってなかった。容易に加水分解性エステル結合により,化学療法[Au(TPP C00H)]~+は毒性副生成物を生成しない酸性緩衝液と同様にin vitroおよびin vivoにおける複合体1からの誘発放出を示した。1のナノ構造は,非腫瘍形成細胞と比較して癌細胞へのより高い細胞取込みを示し,それらのエネルギー依存性取込機構によるものであった。は,一般的に高い代謝率とエステル結合のより速い加水分解をもたらす癌細胞のより酸性の性質と共に,in vitroでの非腫瘍形成性細胞と比較して癌細胞を殺すのに優れた選択性で1が得られた。は結腸癌(HCT116)と正常結腸(NCM460)細胞の共培養モデルの蛍光顕微鏡イメージングとフローサイトメトリー解析によって確認された。in vivo実験は,HCT116異種移植片を有する1のヌードマウスの処理は,腫瘍増殖の有意な阻害と,より重要なことは,組織切片と血液biochemistyの病理組織学的分析により明らかにされた最小の全身毒性をもたらすことを示した。後者はその有効用量で処理したマウスの器官における1の低い蓄積によって説明される,他の金(III)ポルフィリン錯体のそれと比較した。1とドキソルビシンの共集合は1のナノ構造によるドキソルビシンのカプセル化をもたらした。ナノ複合材料は癌細胞を殺すに強い相乗作用を示し,ドキソルビシン単独で培養した細胞に見出されたドキソルビシン耐性卵巣癌細胞株(A2780adr)におけるポンプ流出薬剤耐性を克服することができた。,ナノ複合材料は,非腫瘍形成細胞でよりゆっくり蓄積し,非腫瘍形成細胞に対する低い毒性をもたらした。これらの結果は,抗癌剤として,化学療法のためのナノスケール薬物担体としてだけでなく1の潜在的応用を示した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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ミセル  ,  合成洗剤 
物質索引 (1件):
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