抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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化学工学の基盤技術分野である基礎物性を次の項目に分類して紹介する。1)相平衡,2)熱力学物性と輸送物性,3)分子シミュレーションなどの計算機の高度利用。相平衡データを正確に測定できる研究機関が減りつつあり,研究の継続と新たな測定技術の開発が期待される。熱力学物性・輸送物性は,化学プロセスのデザイン,新しいマテリアルの開発のためには不可欠である。それらの実測,状態方程式に基づく推算,分子動力学の計算による予測は,国内外問わず,今後も継続されていくと考えられる。バイオ分野や材料・界面分野への適用例の増加に伴い,分子シミュレーションの大規模化が著しく,マルチスケール化されたモデルについて物性再現を意識したモデルの開発が望まれる。