抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】血漿リポ蛋白質関連ホスホリパーゼA2(LP-PLA2)活性と難治性高血圧症の間の相関を研究する。方法:断面分析法を用い、24Hの動態血圧モニタリングを行い、難治性高血圧患者90例を確定診断し、すべての患者は原発性高血圧であり、同時に90例の年齢、性別ベースラインデータと整合し、血圧コントロール基準を満たした高血圧患者を対照群とした。すべての参加者の空腹時静脈血を採取し、生化学指標及びLP-PLA2活性測定を行った。同時に、アンケート形式で人口学的資料を収集し、年齢、性別、喫煙、飲酒状況、身長、体重、心拍数、高血圧の病歴、既往歴及び現在の服薬状況を含む。血漿LP-PLA2活性と難治性高血圧症の間の相関を,多重因子回帰によって分析した。結果:(1)対照群と比較すると、難治性高血圧群の喫煙、飲酒者数は多く、高血圧症の経過時間は長い。難治性高血圧患者群の血漿CRPレベルとLP-PLA2活性はいずれも明らかに上昇し、統計学的有意差が認められた(P<0.05)。難治性高血圧群の平均収縮期血圧と拡張期血圧は対照群より高く、心拍数も明らかに増加した。両群の患者の降圧薬の数には統計学的有意差がなく、難治性高血圧症群の利尿剤の人数は対照群より明らかに多かった。しかし,対照群のスタチンの数は難治性高血圧群よりも多く,統計学的有意差があった。(2)血漿LP-PLA2活性の正常群と比較して,血漿LP-PLA2活性の上昇は,24時間の平均収縮期血圧と拡張期血圧を有意に増加させ,難治性高血圧症の割合も高かった(65.1%対34.2%)。有意差が認められた(P<0.001)。(3)多変量回帰分析の結果は,血漿LP-PLA2活性の増加と難治性高血圧症のリスクの間には有意な相関があり,OR値は2.01(95%CI1.83-2.07)であることを示した。スタチンの投与後,この相関は有意に減少したが,統計的有意性があり,OR値は1.36(95%CI 1.04~1.57)であった。結論:血漿LP-PLA2活性の上昇は難治性高血圧と一定の相関性があり、スタチン系はこの患者の血圧コントロール率を向上させる可能性がある。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】