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J-GLOBAL ID:201702277922916327   整理番号:17A0403029

骨芽細胞分化を促進し,破骨細胞吸収を阻害するTiO_2ナノチューブからのシンバスタチンの制御された放出【Powered by NICT】

The controlled release of simvastatin from TiO2 nanotubes to promote osteoblast differentiation and inhibit osteoclast resorption
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巻: 396  ページ: 1741-1751  発行年: 2017年 
JST資料番号: B0707B  ISSN: 0169-4332  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本研究の目的は,骨芽細胞分化を改善し,破骨細胞再吸収を阻害するための優れた可能性をもつ新しい薬物放出生物活性プラットフォームを作製した。外径が約70nmのTiO_2ナノチューブ(TNT)をアノード酸化法によって調製した。TNTsは,シンバスタチン(SV)を充填した,キトサン/ゼラチン多層膜(TNT SV LBL)を用いて被覆した。TNT SV LBL基板の作製に成功したことを,電界放出走査電子顕微鏡(FE SEM),原子間力顕微鏡(A FM),X線光電子分光法(XPS)および接触角測定により確認した。TNT SV LBL基質からのシンバスタチンのin vitro放出挙動は,非被覆群と比較して,持続的放出を示した。TNT SV LBL基板に付着した骨芽細胞は良好に接着された他の基質と比較して有意に高かった(p<0.01)細胞生存率をdisplaid。より重要なことは,TNT SV LBL基板上に成長させた骨芽細胞は,培養の4 7および14日後に他の群と比較してアルカリ性ホスファターゼ(A LP),オステオカルシン(OC)および関連転写因子2(Runx2),ALP,コラーゲンタイプI(ColI),オステオポンチン(OPN),OC及びオステオプロテゲリン(OPG)runtのmRNA発現の蛋白質産生レベルの統計的に有意な(p<0.01またはp<0.05)増加をdisplaidであった。さらに,TNT SV LBL基板上に成長させたRAW264.7細胞の多核破骨細胞分化は酒石酸耐性酸性ホスファターゼ(TRAP)分析により確認されたように阻害された。これらの結果は,SVとキトサン/ゼラチン多層膜を用いた生体機能化基板は骨芽細胞分化を改善し,破骨細胞形成を抑制するための大きな可能性を持つことを示した。それ故,これらの先進的表面と化学的能力は,この基質は,骨再生のための薬物放出Tiインプラントの開発に適しているものにしている。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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