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J-GLOBAL ID：201702278153947437   整理番号：17A0570505

ビール大麦「ニューサチホゴールデン」の高品質安定多収栽培法

Optimum Cultivation Method to Obtain High Quality and High Yield stability in the Malting Barley Cultivar ‘New Sachiho Golden’

著者 (15件)： 大山亮 (栃木県農試) ,  山口昌宏 (栃木県農試) ,  大関美香 (栃木県農試) ,  関和孝博 (栃木県農試) ,  豊島貴子 (栃木県農試) ,  豊島貴子 (栃木県下都賀農業振興事務所) ,  鈴木康夫 (栃木県農試) ,  鈴木康夫 (栃木県上都賀農業振興事務所) ,  白間香里 (栃木県農試) ,  白間香里 (栃木県河内農業振興事務所) ,  新井申 (栃木県農試) ,  新井申 (栃木県那須農業振興事務所) ,  五月女敏範 (栃木県農試) ,  五月女敏範 (栃木県安足農業振興事務所) ,  加藤常夫 (栃木県農試)
資料名： 栃木県農業試験場研究報告  (Bulletin of the Tochigi Prefectural Agricultural Experiment Station)
号： 75  ページ： 13-19  発行年： 2017年03月24日 
JST資料番号： Y0412A  ISSN： 0388-9270  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ビール醸造用二条大麦ニューサチホゴールデンは2015年に品種登録出願され,原麦中の脂質酸化酵素を失活しビールの劣化を防ぐことができる特性を持つことから,今後の普及拡大が見込まれている。そのためニューサチホゴールデンの能力を最大限に発揮させる施肥量,播種量および播種期について,収量性および麦芽品質の特性を検討した。ニューサチホゴールデンは,増肥によって増収および子実中粗蛋白質含量が増加し,少播で穂数の減少,多播で千粒重の低下が見られた。また遅播で熟期の遅れや穂数減少による収量の低下,早播で側面裂皮粒の増加が見られた。そしていずれの反応も戻し交配親サチホゴールデンと同様の反応を示したことから,ニューサチホゴールデンの高品質安定栽培法はサチホゴールデンと同様の,施肥窒素量0.8kg a^-1,播種量0.85kg a^-1,播種期は地域毎の適期に播種することが重要であると考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： *オオムギ ,  ビール醸造 ,  *栽培品種 ,  品質 ,  時期 ,  収率
準シソーラス用語： *ニューサチホゴールデン ,  *二条大麦 ,  *栽培方法 ,  施肥量 ,  収量性 ,  窒素施肥量 ,  播種期 ,  播種量 ,  麦芽品質 ,  品種特性

分類 (2件)： 作物の品種  (FC02020V) ,  麦  (FC03033M)

引用文献 (7件)：

• 浜地勇次・古庄雅彦・吉田智彦 (1989) ビール大麦における側面裂皮粒の発生に及ぼす環境条件の影響.日作紀 58 (4):507-512
• 加藤常夫・長嶺 敬・粂川晃伸・山口恵美子・大野かおり・渡辺浩久・大関美香・関和孝博・渡邊修孝・谷口義則・山口昌宏・大塚 勝・小田俊介・常見譲史・五月女敏範・加島典子・仲田 聡・河田尚之・石川直幸・小玉雅晴・野沢清一・福田 暎・佐藤圭一・早乙女和彦・徳江紀子・宮川三郎・神永 明 (2006) 二条大麦新品種 「サチホゴールデン」 の育成 (二条大麦農林22号).栃木農試研報 58:59-77.
• 大関美香 (2015) 二条大麦新品種 「ニューサチホゴールデン」 の育成.栃木農試研究成果集 34:13-14
• 大山 亮・大関美香・関和孝博・山口昌宏・新井 申・加藤常夫・渡邉浩久 (2015) 2014年産栃木県内の二条大麦穂発芽被害と穂発芽抵抗性品種の可能性.日本作物学会第239回講演会要旨集:154
• 栃木県農業試験場 (2015) ニューサチホゴールデンの栽培マニュアル

タイトルに関連する用語 (5件)： ビール ,  大麦 ,  品質安定 ,  多収 ,  栽培