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J-GLOBAL ID:201702278236804344   整理番号:17A0211046

ダマール樹脂とマスチック樹脂中のオレアノール酸とウルソール酸:ToF-SIMSと多変量統計学の利用による異性体の識別

Oleanolic and ursolic acid in dammar and mastic resin: isomer discrimination by using ToF-SIMS and multivariate statistics
著者 (8件):
資料名:
巻: 48  号:ページ: 398-403  発行年: 2016年07月 
JST資料番号: E0709A  ISSN: 0142-2421  CODEN: SIANDQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ダマール樹脂やマスチック樹脂などのトリテルペノイド樹脂は,絵画の保護ワニス剤として利用される天然物である。ダマール樹脂は,2つのトリテルペン酸,即ち,オレアノール酸とウルソール酸を含む大量のトリテルペノイドからなる。同様に,マスチック樹脂は,トリテルペノイド類の複雑な混合物であるが,オレアノール酸を含む。本研究で,高質量分解能の飛行時間型2次イオン質量分析(ToF-SIMS)が,オレアノール酸とウルソール酸のフラグメンテーションパターンの特徴付けに利用された。これらのトリテルペン酸の仮定されるフラグメンテーション経路も議論された。これらの2つの構造異性体の識別のために,主成分分析(PCA)が適用された。この多変量統計解析技術は,非常に類似する質量スペクトルの間の特徴的フラグメントを確認して識別することを可能にする。また,ダマール樹脂とマスチック樹脂が特徴付けられた。オレアノール酸とウルソール酸の質量スペクトルからの特徴的ピークの選択が,トリテルペノイド樹脂とトリテルペン酸の比較のための多変量解析のデータセットの構築に利用された。PCAの結果は,マスチック樹脂がオレアノール酸と厳密に関係する一方で,ダマール樹脂はウルソール酸のフラグメントによって識別されることを明らかにした。本研究は,文化遺産の分野で,PCAと組み合わせた飛行時間型2次イオン質量分析が,非常に複雑な組成の有機化合物の組成物の調査のための強力な手段であることを裏付ける。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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有機化合物の物理分析  ,  統計的品質管理  ,  高分子のスペクトル 

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