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J-GLOBAL ID：201702279279934917   整理番号：17A0707012

新機能材料の主役たち VOL.79 高分子分散剤を用いた木材由来ナノセルロースの樹脂複合材料への応用

著者 (2件)： 榊原圭太 (京大 化研) ,  辻井敬亘 (京大 化研)
資料名： コンバーテック  (Convertech)
巻： 45  号： 6  ページ： 86-89  発行年： 2017年06月15日 
JST資料番号： Y0873A  ISSN： 0911-2316  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 解繊により得られる長繊維のセルロースナノファイバー(CNF)は,汎用オレフィン樹脂(ポリエチレン,ポリプロピレン等)の補強繊維とする期待が持たれている。しかし,CNFの表面親水性のため疎水性樹脂に対する分散性が悪く,フィラーとしてナノセルロース(NC)が持つ本来の特性を十分に活用できない課題が存在している。そのため,リビングラジカル重合の基礎とそれを駆使した表面・界面制御に関する研究知見から発想を得た高分子分散剤の利活用により,非極性汎用樹脂中における木材由来NCの均一分散と界面補強による高性能化を検討した。本文は,高分子分散剤利用の有効性および実用性の実証と,実用化のためのプロセス開発について紹介した。

シソーラス用語： 機能材料 ,  *高分子分散剤 ,  *セルロース繊維 ,  *ナノファイバ ,  セルロース ,  コンポジットレジン ,  ポリエチレン ,  ポリプロピレン ,  *繊維強化熱可塑性プラスチック ,  親水性 ,  分散度 ,  リビングラジカル重合 ,  制御 ,  分散【dispersion】 ,  有効性 ,  性質 ,  プロセス開発 ,  生産プロセス
準シソーラス用語： *セルロースナノファイバー ,  界面制御 ,  均一分散 ,  実用性 ,  樹脂複合材料 ,  分散性

分類 (2件)： 製造工程とその装置  (YH03000O) ,  その他の添加剤,配合薬品,副資材  (YH05070B)

引用文献 (27件)：

• Sakurada, I. et al.: J. Polym. Sci., 57, 651 (1962)
• Saito, T. et al.: Biomacromolecules, 14, 248 (2013)
• Nishino, T. et al.: Macromolecules, 37, 7683 (2004)
• Yano, H. et al.: Adv. Mater., 17, 153 (2005)
• Uetani, K. et al.: Biomacromolecules, 16, 2220 (2015)

タイトルに関連する用語 (6件)： 新機能材料 ,  高分子分散剤 ,  木材 ,  ナノセルロース ,  樹脂複合材料 ,  応用