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J-GLOBAL ID：201702279614615493   整理番号：17A0500878

先端計測 研究を支える機器開発 日本化学会編 ユニークな装置自慢 3 共振ずり測定装置

著者 (1件)： 栗原和枝 (東北大 原子分子材料科学高等研究機構)
資料名： CSJ Current Review  (CSJ Current Review)
号： 23  ページ： 30-33  発行年： 2016年08月25日 
JST資料番号： F1106A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 筆者らが独自に開発した,共振ずり測定装置を紹介した。この装置はツインパス型表面力装置に共振ずりユニットを組み込んだものであり,ずりユニットの機械的な共振応答を利用し,液体の構造化に伴う粘性や固体表面間,あるいは液体をはさむ場合の摩擦・潤滑などの特性変化を評価できる。バネで吊ったピエゾに電圧を印加し,それに接した上側表面を水平方向に正弦振動させ,そのずり応答を静電容量計の出力電圧として計測する。共振強度の振動角周波数依存性から共振曲線を得て,そのピーク周波数とピーク強度から表面間の液体試料特性を評価する。本装置は共振という大きな応答を利用するため感度が高く,またトライボロジーからレオロジーまで連続的に評価できるという特徴がある。不透明な試料について測定できる装置も開発した。測定例として,雲母表面間のNaCl水溶液およびシリカ表面間のイオン液体について紹介した。

シソーラス用語： 剪断応力 ,  *剛性率 ,  *ずり粘度 ,  *計測器 ,  *共振 ,  振動応答 ,  *摩擦 ,  潤滑 ,  圧電気 ,  静電容量 ,  雲母 ,  *水溶液 ,  塩化ナトリウム ,  二酸化ケイ素 ,  *イオン液体 ,  *表面
準シソーラス用語： *ずり弾性率 ,  ずり粘性 ,  測定装置 ,  ピエゾ電気 ,  シリカ ,  固体表面

分類 (2件)： 粘性,粘弾性の計測法・機器  (AD05070R) ,  力,仕事量,圧力,摩擦の計測法・機器  (AD05050V)

タイトルに関連する用語 (8件)： 計測 ,  研究 ,  開発 ,  日本 ,  学会 ,  共振 ,  ずり ,  測定装置