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J-GLOBAL ID：201702283006735080   整理番号：17A1608099

AE法およびAEトモグラフィにより推定された実橋梁RC床版の損傷検証

著者 (5件)： 塩谷智基 (京大 大学院工学研究科) ,  西田孝弘 (京大 大学院工学研究科) ,  麻植久史 (京大 大学院工学研究科) ,  渡部一雄 (東芝 研究開発セ) ,  福田雅人 (西日本高速道路 技術本部)
資料名： セメント・コンクリート  (Cement & Concrete)
号： 849  ページ： 20-25  発行年： 2017年11月10日 
JST資料番号： F0277A  ISSN： 0371-0718  CODEN： SKONA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 実橋梁のRC床版にAE法とAEトモグラフィ法を適用したのち,床版を切り出してコアを採取し,損傷に関わる整合性を検討した。供用中の橋梁で外観上健全性が異なる2箇所を選び,床版下面にAEセンサーを多数設置して通行荷重励起のAE位置標定分布を求めた。床版を3層に切り出し,各下面にAEセンサーを設置したのち上面をランダムにハンマーで打撃し,弾性波速度分布を求めた。最後にコアを採取し内部の損傷を調べた。その結果,以下のことが分かった。すなわち,AE位置標定と外観変状の関連性は確認されなかった。弾性波速度とAE源との関係で{速度大,AE源少}{速度小,AE源少}{速度の大小境界部,振幅大・密なAE源}の部位があり,それぞれは「ひび割れや空隙がない」「大規模水平損傷,ひび割れ開口」「微細空隙の集中,マイクロクラック進展」と判断された。なお,降雨励起のAEの健全性評価への利用についても紹介した。

シソーラス用語： 道路橋 ,  *鉄筋コンクリート ,  *スラブ ,  健全性 ,  評価 ,  損傷 ,  亀裂 ,  微小亀裂 ,  供用中検査 ,  *非破壊検査 ,  アコースティックエミッション ,  弾性波 ,  トモグラフィー ,  移動荷重 ,  水滴
準シソーラス用語： 雨滴

分類 (2件)： 橋梁工学一般  (RC06010Y) ,  橋梁の破壊,保守,その他  (RC06080X)

引用文献 (7件)：

• 国土交通省/平成26年度道路メンテナンス年報 2015
• T. Shiotani, D.G. Aggelis and O. Makishima/Global monitoring of large concrete structures using acoustic emission and ultrasonic techniques: case study, ASCE, Journal of Bridge Engineering, Vol.14, No.3, pp.188~192, 2009
• Y. Kobayashi, T. Shiotani, D. G. Aggelis, H. Shiojiri/Three-dimensional seismic tomography for existing concrete Structures, Proceedings of Second International Operational Analysis Conference, Vol.2, pp.595~600, 2007
• Y. Kobayashi, T. Shiotani/Computerized AE Tomography, Innovative AE and NDT Techniques for On-Site Measurement of Concrete and Masonry Structures, State-of-the-Art Report of the RILEM Technical Committee 239-MCM, Springer, pp.47~68, 2016
• 塩谷智基,三輪 滋,門間敬一/岩盤AEモニタリングに影響を与える雨滴の弾性波特性, 第6回地下と土木のAE国内コンファレンス論文集, 資源・素材学会, pp.7~12, 1999. 8

タイトルに関連する用語 (7件)： AE ,  トモグラフィ ,  推定 ,  橋梁 ,  RC床版 ,  損傷 ,  検証