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J-GLOBAL ID:201702283712904051   整理番号:17A0137935

道路建設で用いた爆薬に由来する地下水硝酸塩汚染の特定:同位体的証拠,科学的証拠,水文学的証拠

Identification of Groundwater Nitrate Contamination from Explosives Used in Road Construction: Isotopic, Chemical, and Hydrologic Evidence
著者 (5件):
資料名:
巻: 50  号:ページ: 593-603  発行年: 2016年01月19日 
JST資料番号: B0839A  ISSN: 0013-936X  CODEN: ESTHA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ニューハンプシャー州の道路建設現場の地下水の上流域及び下流域にあたる飲用水用の井戸,測定井戸及び湧き水から爆破作業の前後にわたり水試料をサンプリングし水質,無機窒素化合物(NO3-,NO2-,NH4+)濃度,安定同位体比(δ15N,δ18O)を計測した。そして爆破作業に起因する地下水のNO3-汚染を調査する方法論を提示した。爆破剤の主成分であるNH4NO3由来のNO3-(合成NO3-)のδ15Nは低い値(+1~+3‰),δ18Oは高い値(+17~+23‰)であり重要なNO3-発生源である汚水処理タンク由来のNO3-の同位体比はその逆であった。地下水試料中の無機窒素化合物濃度とNO3-のδ15Nとδ18Oの経時変化及び爆破作業の時期から地下水のNO3-の発生源とその挙動は,(1)未爆破の爆破剤のNH4NO3に由来するNO3-で好気的な帯水層では急速に混入(低δ15N,低δ18O),(2)爆破剤の還元的な窒素化合物に由来しゆっくりと持続的に硝化(低δ15N,低δ18O ),(3)爆破剤に起因せず汚水処理タンクなどの周囲環境からの混入(高δ15N,低δ18O )であると考察した。また脱窒によるNO3-低下の効果も無視できずこの場合同位体分別効果(δ15N/δ18O≒1.31)があるため(高δ15N,高δ18O)となると指摘した。脱窒によるNO3-の減少はArとN2の濃度比と同位体分別効果で補正できると指摘した。以上,化学分析,水理地質学的情報,安定同位体比,物質収支を勘案する手法で地下水のNO3-汚染に対する道路建設の爆破作業の寄与を定量化できると結論した。
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
水質汚濁一般  ,  その他の汚染原因物質  ,  道路施設・建設 

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