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J-GLOBAL ID：201702284987333658   整理番号：17A0503141

スギ・ヒノキアスナロ出土材の年輪幅及び密度を用いた秋田・青森の気候復元

著者 (9件)： 窪田優一 (信州大 農) ,  箱崎真隆 (歴博) ,  木村勝彦 (福島大) ,  佐野雅規 (地球研) ,  中塚武 (地球研) ,  木村淳一 (青森市教育委) ,  小林謙一 (中大) ,  大山幹成 (東北大 植物園) ,  安江恒 (信大 山岳研)
資料名： 日本木材学会大会研究発表要旨集(完全版)(CD-ROM)  (日本木材学会大会研究発表要旨集(CD-ROM))
巻： 67th  ページ： ROMBUNNO.A18-P1-19  発行年： 2017年02月27日 
JST資料番号： L1221B  ISSN： 1349-0532  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 秋田県大仙市の払田柵跡(9世紀頃~)にて出土したスギ(Cryptomeria japonica)27試料,青森県青森市の石江遺跡群(11世紀頃~)にて出土したヒノキアスナロ(Thujopsis dolabrato)38試料より,年輪幅及び年輪内最大密度,加えてヒノキアスナロでは年輪内平均密度のクロノロジーを作成した。出土材に軟X線デンシトメトリーの適用が可能であるということが明らかになった。秋田については,既往の現生木クロノロジーから,秋田地方気象台の8,9月の最高気温を復元するための気候復元モデル式を作成した。青森については,金子(2006)が作成した気候復元モデル式を用いた。これらの気候復元モデル式に,構築したスギとヒノキアスナロのクロノロジーをそれぞれ代入して気候復元を行った。秋田では,341年間(AD510年~AD850年)の8,9月の最高気温の復元値を得た。青森では,631年間(AD581年~AD1211年)の7,8月の平均気温の復元値を得た。(著者抄録)

シソーラス用語： *遺跡 ,  *木製品 ,  *古気候 ,  *年代測定 ,  年輪 ,  最高気温 ,  デンシトメトリー ,  軟X線 ,  秋田県 ,  青森県
準シソーラス用語： アスナロ ,  ヒノキ材 ,  *気候復元 ,  *出土木材製品 ,  年輪幅

分類 (4件)： 各種建築物一般  (RB05010O) ,  木質材料の製造・加工一般  (FF05031B) ,  気候学,気候変動  (DC05140T) ,  年代測定  (DD01050W)

タイトルに関連する用語 (7件)： スギ ,  ヒノキアスナロ ,  年輪幅 ,  密度 ,  秋田 ,  青森 ,  気候復元