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J-GLOBAL ID:201702285629408217   整理番号:17A0453414

昆虫サイトカイン麻痺性ペプチドにより誘導された細胞応答の無標識定量的リン酸化プロテオミクスプロファイリング【Powered by NICT】

Label-free quantitative phosphoproteomic profiling of cellular response induced by an insect cytokine paralytic peptide
著者 (5件):
資料名:
巻: 154  ページ: 49-58  発行年: 2017年 
JST資料番号: T0073A  ISSN: 1874-3919  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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麻痺性ペプチド(PP)は昆虫サイトカインとして多様な生理過程に関与し,免疫制御,麻痺誘起作用,細胞形態の調節および増殖のような。これら生理活性の基礎をなす分子機構を調べるために,著者らは,PP無標識定量的リン酸化プロテオミクスによって誘導される家蚕幼虫の脂肪体におけるリン酸化事象を系統的に調べた。2534リン酸化部位は最終的に同定され,そのうちの244蛋白質の620リン酸化部位のリン酸化レベルは有意にアップレギュレートされ,43蛋白質67リン酸化部位はダウンレギュレートされた。これら蛋白質の中で,13--蛋白質キナーゼ(PK),13は10科の転写因子(TF)で,17は代謝関連酵素であった。一方,りん酸化部位のモチーフX解析は,16のモチーフは有意に濃縮されていることを示した,8種類の新しいりん酸化モチーフを含む。さらに,KEGGと機能的相互作用ネットワーク解析は,リン酸化カスケードはPP依存シグナル伝達経路において重要な調節役割を果たしており,それらにおけるマイトジェン活性化蛋白質キナーゼ(MAPK)の潜在的中心位置を明らかにしたことを明らかにした。これら分析はPPにより誘導される細胞応答の分子機構への直接的洞察を提供した。昆虫サイトカインとしてPPは免疫制御麻ひ誘導,細胞形態の調節および増殖を含む多様な機能に参加した。本研究では,最初に無標識定量的リン酸化プロテオミクス解析を行った。PP刺激のいくつかの新しいリン酸化標的を見出した。一方,Kyoto Encyclopediaof Genes and Genomes(KEGG)分析および機能的ネットワークのリン酸化カスケードはPP依存シグナル伝達経路において重要な調節役割を果たすことを明らかにした。さらに,マイトジェン活性化蛋白質キナーゼ(MAPK)の潜在的中心位置はPP依存性シグナル伝達経路における強調された。著者らの知見は,昆虫のサイトカイン依存性応答調節の系統的理解を得るのに役立つ可能性があると考える。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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生物学的機能  ,  細胞生理一般 

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