抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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スマートフォン用のAndroidアプリとして,事故検知/事故通報アプリを作成した。作成したアプリは,起動中に,通常発生しない加速度(異常加速度)を検知すると,警報音を発すると同時に事故であることを画面と音声で知らせる。画面上には,「警報停止(通報は必要ありません)」ボタンが表示される。所持者や目撃者が自ら対処できる場合は警報停止ボタンを押してもらうが,所持者が意識不明の場合や,目撃者が不在などにより対処できない場合は,自動的に救急救命センターに通報される。実験の結果,上空から撮影が可能な誤差5メートル以内で,正しく事故発生位置を通報できることを確認した。Microsoft Azureを用いて,通報を受けるサーバを構築した。送られてきた位置情報を正しく記録できた。また,リクエストに応じて,ドローンの制御用タブレットに,位置情報と出動指示のデータを渡せることを確認した。ドローンの自動飛行を制御するタブレットアプリを作成した。指定されたGPS情報に基づき,自動的に事故現場へ救急ドローンを飛行させることができた。現場に到着したドローンから送られてくる映像,および到着したドローンを遠隔操作して得られる映像等の情報が,救急救命センターに設置を予定しているタブレット上で表示されることを確認した。さらに,事故発生時にスマートフォンが故障しないか(破壊されないか)実験により検証した。電動車いすに乗せたダミーに人形に,スマートフォンを2台装着して,自動車を3回衝突させた。ダミー人形は,電動車いすごと跳ね飛ばされたが,6台のスマートフォンのすべてが壊れずに,事故通報できることを確認した。(著者抄録)