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J-GLOBAL ID:201702287209672108   整理番号:17A0216178

選択的ジスコイジンドメイン受容体1(DDR1)阻害剤としてのテトラヒドロイソキノリン-7-カルボキシアミドの構造基盤デザイン

Structure-Based Design of Tetrahydroisoquinoline-7-carboxamides as Selective Discoidin Domain Receptor 1 (DDR1) Inhibitors
著者 (23件):
資料名:
巻: 59  号: 12  ページ: 5911-5916  発行年: 2016年06月23日 
JST資料番号: D0102A  ISSN: 0022-2623  CODEN: JMCMAR  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ジスコイジンドメイン受容体1(DDR1)の異常調節は様々なヒトの癌・炎症性疾患に関係しており,DDR1阻害剤はこれら疾患の治療薬になることが期待されている。しかしこれまで開発された低分子阻害剤は特異性が低く,薬理学的効果に関する報告も少ない。本研究で著者らは新規の高選択性DDR1阻害剤として,テトラヒドロイソキノリン-7-カルボキシアミドの構造基盤デザインについて報告している。著者らはこれまでの研究からDDR1の阻害ではヒンジ結合部位をPループから離すことでアベルソン(Abl)のTyr253におけるπ-π相互作用を回避して選択性を実現するが,Phe382に余計なπ-π相互作用が形成されることで選択性が低下するという仮説を立て,この仮説に基づいてヒンジ結合成分としてピリミジニル基を利用する一連の化合物1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン誘導体を選択的DDR1阻害剤としてデザインして合成した。その結果高い選択性を有するDDR1阻害化合物として置換基R1として(R)-Meを,R2として4-メチル-1H-イミダゾール-1-イルを有する1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン誘導体(化合物6j)が同定された。化合物5jはDDR1については一桁のnMのIC50を示したが,400種類の非突然変異型キナーゼについては効力を示さなかった。また薬物動態試験の結果も良好であり,BLM誘発泳マウス繊維症モデルでは経口投与による効果を確認した。こうした結果から化合物6jはDDR1阻害剤開発のリード化合物として有望であると考えられた。
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分類 (2件):
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酵素製剤・酵素阻害剤の基礎研究  ,  薬物の合成 
物質索引 (1件):
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