文献

J-GLOBAL ID：201702287271396620   整理番号：17A0340436

Al-Mg-Si-Cu合金のクラスタリングと析出挙動に及ぼす組成の影響

The Influence of Composition on the Clustering and Precipitation Behavior of Al-Mg-Si-Cu Alloys

著者 (6件)： JIA Zhihong (Chongqing Univ., Chongqing, CHN) ,  DING Lipeng (Chongqing Univ., Chongqing, CHN) ,  CAO Lingfei (Chongqing Univ., Chongqing, CHN) ,  SANDERS Robert (Chongqing Univ., Chongqing, CHN) ,  LI Shichen (Central South Univ., Changsha, CHN) ,  LIU Qing (Chongqing Univ., Chongqing, CHN)
資料名： Metallurgical and Materials Transactions. A. Physical Metallurgy and Materials Science  (Metallurgical and Materials Transactions. A. Physical Metallurgy and Materials Science)
巻： 48  号： 1  ページ： 459-473  発行年： 2017年01月 
JST資料番号： E0265B  ISSN： 1073-5623  CODEN： MTTABN  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究の目的はMg/Si比とCu添加量の異なるAl-Mg-Si-Cu合金の,人工的な時効(AA)に先立つ自然な時効(NA)の影響を調べることにある。実験には硬さ試験,アトムプローブトモグラフィ,透過電顕を用い,モンテカルロシミュレーションも併せて行った。自然時効の間にSiに富む合金はMgに富む合金に比べ,室温で形成されるクラスター密度が高いことにより,硬化が大きい。溶質原子のクラスタリングにおけるSiの役割が大きいことがこの原因である。Cuを添加するとクラスターの密度がわずかながら上昇する。Cu原子の一部はMg-Siクラスターの中に組み込まれてこれらのクラスターの自由エネルギーを変化させ,これにより焼き入れ後にはより低い硬さを生じ,室温における長期間の貯蔵後により高い硬さを発生させる。事前の自然時効はその後の人工的な時効に対して,合金組成に応じて異なる効果を及ぼす。

シソーラス用語： *アルミニウム合金 ,  *クラスタ化 ,  析出 ,  *化学組成 ,  時効硬化 ,  硬さ試験 ,  原子プローブFIM ,  モンテカルロ法 ,  原子 ,  溶質 ,  自由エネルギー ,  密度 ,  時効 ,  計算機シミュレーション ,  マグネシウム添加合金 ,  ケイ素添加合金 ,  銅添加合金 ,  *依存性
準シソーラス用語： モンテカルロシミュレーション ,  自然時効 ,  *組成依存性 ,  溶質原子 ,  粒子密度

分類 (1件)： 組織的硬化現象  (WB01020C)

タイトルに関連する用語 (8件)： Al ,  Mg ,  Si ,  Cu合金 ,  クラスタリング ,  析出 ,  挙動 ,  組成