文献

J-GLOBAL ID：201702287913524775   整理番号：17A0739624

絶滅危惧沈水植物ガシャモクの散布体バンクからの発生

著者 (3件)： 真鍋徹 (北九州市自然史・歴史博物館) ,  須田隆一 (福岡県保健環境研) ,  清水敬司 (ガシャモク再生の会)
資料名： 景観生態学  (Landscape Ecology and Management)
巻： 21  号： 2  ページ： 121-125  発行年： 2016年12月31日 
JST資料番号： L7338A  ISSN： 1880-0092  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 絶滅危惧沈水植物ガシャモクの北九州市の自生池での保全に向け,池底から60cm深までの底泥コアを採取し,深度別に種子や殖芽の有無を調査した。その結果,池底から40cmまでの底泥から種子が確認され,その多くは10~30cmの層に含まれていた。それら種子には発芽力のあるものも含まれていた。そこで,池底から80cm深までの底泥を20cmごとの深度別に層化して採取し,撒きだし試験を行ったところ,20~40cmの層からガシャモクが発生した。最初に確認された時点で発生個体はシュート状であったこと,発生後は旺盛に生育したことから,当該再生個体は殖芽に由来するものであると推測された。従って,自生池では,種子および殖芽から成る散布体バンクが形成されているものと判断された。(著者抄録)

シソーラス用語： *絶滅危惧種 ,  *ヒルムシロ科 ,  水生植物 ,  泥土 ,  *種子 ,  深さ ,  シュート【植物器官】 ,  生息場所 ,  *発芽 ,  植物成長 ,  *植物体再生
準シソーラス用語： *ガシャモク ,  自生地 ,  絶滅危惧植物 ,  沈水植物 ,  底泥

分類 (1件)： 発生,成長,分化  (EH02030U)

タイトルに関連する用語 (4件)： 絶滅 ,  沈水植物 ,  ガシャモク ,  バンク