抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ある種のネットワークでは,隣接するノードどうしは互いに類似の特徴量を持つ傾向が発見されている。しかし一般に,ネットワーク上のすべてのノードが類似の特徴量を有するわけではなく,特徴量分布の変化点が存在すると想定できる。すなわち,ネットワーク上の一部のノード群を抽出したとき,その特徴量分布は他のノード群上の分布と大きく異なると仮定できる。さらに,特徴量分布は,分布の中心から距離が離れるに従って減衰していくと考えられる。そこで,各ノードの持つ特性や投稿内容などのコンテンツを特徴ベクトルで表現し,距離減衰重みを導入した合成ベクトルを考える。それらをクラスタリングすることで,特徴量が偏在する意味的凝集性と,ノード群が隣接する構造的凝集性のあるノード群を抽出し,各ノード群に偏在する特徴量を用いてアノテーションを付与する方法を提案する。また,すべてのノードの近隣に同数の類似ノードが存在するわけではなく,ノードによって減衰の程度を調整しなければならない。したがって,減衰重みを制御する指数減衰関数のパラメータをノードごとに推定する方法についても説明する。複数の実データを用いた評価実験により,推定したパラメータとノードの性質について考察する。さらに,クラスタリングして得られるノード群へのアノテーションの妥当性について,意味的凝集性と構造的凝集性を定量的に評価する。(著者抄録)