抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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東海大学沖縄地域研究センターでは1998年から太陽放射観測を開始した。本稿では,観測システムと意義,目的にふれるとともに2015年の結果について説明する。本観測は,成層圏オゾンの破壊によって増加すると考えられているUV-B放射によるDNA損傷の影響を調査するという動機に基づいている。1990年までに全天候型太陽UV-B紫外線計を開発し,湘南校舎においてUV-Bの長期自動観測を開始したのが始まりである。これによって太陽UV-B放射に関して新規性のあるデータが得られたことにより全国規模の観測網の整備が行われ,現在に至っている。本研究センターは太陽高度が一年中高い亜熱帯の南端のオゾン供給域に位置しており,中緯度での観測とは年変動が全く異なることなどが明らかとなった。また,関連研究である太陽紫外線の人体被ばく量の測定では,被ばく量が最大となるのは太陽高度が50度前後の時間帯であることが明らかとなった。