文献
J-GLOBAL ID:201702290700272114   整理番号:17A0585951

地下水環境におけるヒ素,フッ素の起源についての研究-中国吉林省北西部の乾燥地帯に位置する大布蘇湖流域を例に-

著者 (4件):
資料名:
巻: 69  号: 春季号  ページ: 120-129  発行年: 2017年04月25日 
JST資料番号: G0545A  ISSN: 0365-6187  CODEN: AROMBO  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ヒ素およびフッ素の挙動は,環境科学的視点から最も注目される重要事項の一つである。本論文では大布蘇湖の再涵養がどのように生じるのかを同位体分析と水文化学分析により検討した。その結果,大布蘇湖は主に地下水で再涵養されていた。中央部の湖水,地下水,松花江(河川)水のδ2H-δ18O値は同じ系列上に存在し,またある程度蒸発していることが示唆された。湧水中のフッ素とヒ素の関係を分析すると,湖水の再涵養をもたらす地下水流出は,主に表面下の深度20m~30mの細かい砂層で起こっていた。火山性風化微粒子堆積層は,主浸透層を構成している。火山灰中のヒ素は酸化還元反応により地下水に溶け,高濃度のヒ素を含む帯水層が形成された。これらのことから,松河川とその周辺の河川の浸水により湖水として流入するが,その際,高濃度の砂層を浸透した後,大布蘇湖に排出されると推測される。湖の中心にあるトラバーチン(石灰華)の存在により,深い閉空間に存在する水についても,流出・再涵養があり得ることも推定される。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
水質調査測定一般 
引用文献 (26件):
  • 王景祥. 吉林大布苏自然保护区现状分析与保护对策研究[D]. 长春: 东北师范大学, 2011.
  • LI Zhimin, LYU Jinfu, LENG Xuetian, et al. The grain size characteristics and the fluctuation of lakes of surface of the core in Holocene in Dabusu lake [J]. Journal of Northeast Normal University (Natural Science Edition), 2000, 32 (2) :117-122. (in Chinese) 李志民,吕金福,冷雪天,卢珊.大布苏湖全新世沉积岩芯的粒度特征与湖面波动[J]. 东北师大学报(自然科学版) 2000, 32(2): 117-122.
  • 吴德云,张国防,刘崇禧.从大布苏湖近代地球化学特征探讨我国含盐湖盆的沉积模式与油气关系[J]. 石油实验地质,1988(3):268-276.
  • 周绪春,王成,任光,等.大布苏泥林成因特征与保护开发建议[J].吉林地质,2003,22(3):62-67.
  • 介冬梅,吕金福,李志民,等.大布苏湖全新世沉积岩心的碳酸盐含量与湖面波动[J].海洋地质子第四纪地质,2001,21(2):77-82.
もっと見る

前のページに戻る