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J-GLOBAL ID:201702291707955006   整理番号:17A1760629

ルーメンマット形成とルーメンの健全性

著者 (1件):
資料名:
号: 750  ページ: 12-16  発行年: 2017年11月01日 
JST資料番号: Y0328A  ISSN: 0389-1348  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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物理的有効繊維(peNDF)含量が低い飼料では,ルーメンマット形成が不十分になり,反芻刺激の微弱化,ルーメンpHやルーメン内消化率の低下が懸念される。飼料中peNDF含量の違いがルーメンマット機能に及ぼす影響を調査した。通常のTMR(対照区)と切断したTMR(細断区)を泌乳牛に給与して試験した。細断区は対照区に比べて飼料中peNDFが6%以上低下し,peNDF摂取量も少なかった。ルーメンマットの堅さは対照区との間に有意な差はなく,細断区ではマットの厚みが有意に増した。ルーメンpH,反芻時間,乳量および乳脂率も飼料の違いによる影響はなかった。非粗飼料繊維源とアルファルファ乾草を組み合わせると軟弱なルーメンマットになり,ルーメン発酵にも悪影響が及ぶことが分かった。副産物を多給する場合は,堅固なマット形成できるイネ科乾草を給与することが望ましい。また,ルーメンマットの堅さと厚さが相乗的に作用して反芻を誘起すること,ルーメンマット階層化指数(RMSI)があるラインを越えて上昇してもそれ以上反芻時間は増えなかった。粗飼料中心の基礎飼料と圧ぺんトウモロコシの給与順序の違いが,ルーメンマット内への圧ぺんトウモロコシ飼料片の取り込み効果に及ぼす影響を調査した。摂取された圧ぺんトウモロコシはルーメンマットにはほとんど取り込まれなかったか,取り込まれてもその後速やかにルーメン底部に沈んでしまうことが明らかになった。ルーメンマットの堅さが異なると,飼料のルーメン内滞留時間が変化した。その傾向は粗飼料,非粗飼料繊維源あるいは濃厚飼料などの飼料のタイプによって異なった。肉用子牛牛群において,ルーメンが粘度状で堅い個体が多くなるように給飼管理することで,呼吸器病と消化器病において事故率が有意に減少した。
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分類 (2件):
分類
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牛  ,  粗飼料 
引用文献 (12件):
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
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