抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,時間・空間が分散した活動環境で活動するグループ内での人の活動情報の共有を促すことを目的とする。本研究の特徴は,人の活動情報を計測するためにロボットに情報を収集させると同時にロボットを通じて情報共有を促進させることである。ロボットを利用する理由としては,ロボットは実世界でユーザと直接インタラクションを図ることが可能であり,ユーザの行動を観測しながら情報提示を行うことができるからである。具体的な提案内容としては,ロボットをグループで利用する空間に駐在させ,その場で起きる事象や様子といった情報をロボットに記録させ,ユーザへの提供を行うシステムの構築を行う。システムの実装に関しては,ロボットについてはSoftBank社のPepper,収集した情報のストック及びユーザへの提示場所としてグループチャットツールであるSlackを利用した。Pepperは自身がセンシングした情報に基づいて情報収集のための行動を行う。収集した情報はメッセージや写真でSlackに投稿し蓄積する。今回はロボットによる情報収集システムの実装を行い,動作テストを行った。また今回得られた知見をもとに情報共有メディアとしてのロボットの価値や本研究が目指すシステムの今後の発展について議論する。(著者抄録)