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J-GLOBAL ID：201702292893651205   整理番号：17A0481395

チャを加害するナガチャコガネの薬剤試験法と数種殺虫剤の殺虫活性

Two Methodologies for Examining Insecticide Efficacy against the Yellowish Elongate Chafer, Heptophylla picea Motschulsky (Coleoptera: Scarabaeidae)

著者 (2件)： 小澤朗人 (静岡県農林技研) ,  内山徹 (静岡県農林技研)
資料名： 静岡県農林技術研究所研究報告  (Bulletin of the Shizuoka Research Institute of Agriculture and Forestry)
号： 10  ページ： 61-68  発行年： 2017年03月08日 
JST資料番号： G0601B  ISSN： 1882-8264  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： チャを加害するナガチャコガネの成虫および幼虫のそれぞれを対象とした薬剤試験法を考案し,この試験法を用いて数種殺虫剤の殺虫活性を評価した。成虫試験法は,野外に植栽された幼木に薬剤を散布した後,処理済み幼木をケージ内に移植してナガチャコガネの成虫を放虫し,これらを一定期間保管した後に成虫の死虫率を調べる方法である。幼虫試験法は,土壌を飼育容器に深さ10cmまで入れて薬剤をかん注または投入して土壌混和し,処理済み土壌を塩ビカップに入れた後にナガチャコガネ幼虫を放虫し,所定の期間を恒温室内で保管して幼虫死虫率を調べる方法である。これらの試験法を用いて,数種の薬剤の殺虫活性を調べた結果,成虫試験ではMEPマイクロカプセル剤やMEP乳剤の殺虫活性が高く,合成ピレスロイド剤のシペルメトリンは低かった。幼虫試験では,MEP乳剤の殺虫活性はすべての齢期で高く,ネオニコチノイド系のジノテフラン粒剤および水溶剤や,IGR系のクロルフルアズロン乳剤などの殺虫活性は低かった。ジアミド系のシアントラニリプロール水和剤などは,1齢幼虫を供試した場合には,殺虫活性は高かった。(著者抄録)

シソーラス用語： チャ ,  *コガネムシ科 ,  検査 ,  *殺虫作用 ,  *殺虫剤 ,  害虫防除 ,  効果 ,  芳香族ニトロ化合物 ,  フェノール類 ,  無機酸エステル
準シソーラス用語： *ナガチャコガネ ,  *殺虫活性 ,  防除効果 ,  薬剤試験

分類 (2件)： 化学的防除  (FC05050X) ,  し好料作物  (FC03076D)

物質索引 (2件)： MEP【農薬】 ,  シアントラニリプロール

タイトルに関連する用語 (5件)： チャ ,  ナガチャコガネ ,  薬剤試験 ,  殺虫剤 ,  殺虫活性