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J-GLOBAL ID：201702295087202848   整理番号：17A0093974

トマト(Solanum lycopersicum L.)の粘質物からのアラビノキシラン: マウスモデルにおける構造と抗有害効果

Arabinoxylan from Mucilage of Tomatoes (Solanum lycopersicum L.): Structure and Antinociceptive Effect in Mouse Models

著者 (5件)： DO NASCIMENTO Georgia Erdmann (Universidade Federal do Parana, PR, BRA) ,  BAGGIO Cristiane H. (Universidade Federal do Parana, PR, BRA) ,  DE PAULA WERNER Maria Fernanda (Universidade Federal do Parana, PR, BRA) ,  IACOMINI Marcello (Universidade Federal do Parana, PR, BRA) ,  CORDEIRO Lucimara M. C. (Universidade Federal do Parana, PR, BRA)
資料名： Journal of Agricultural and Food Chemistry  (Journal of Agricultural and Food Chemistry)
巻： 64  号： 6  ページ： 1239-1244  発行年： 2016年02月17日 
JST資料番号： C0251A  ISSN： 0021-8561  CODEN： JAFCAU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： トマトはその生理活性化合物の含有量により機能性食品として知られている。本稿では,トマトの粘質物から多糖類を抽出し,精製画分(PTOK)を糖組成,メチル化,およびNMR分光法により分析した。その結果,成熟トマトの粘質物中にO-2とO-3位置において低枝分れ率(約5.6%)をもつ主鎖中の(1→4)リンクβ-d-Xylp単位のアラビノキシランが存在し,単一ArafまたはXylp単位により側鎖が形成されていることを示した。このアラビノキシランのマウス腹腔内投与により,0.6%酢酸により誘導された腹痛収縮と2.5%ホルマリンにより誘導された侵害受容の炎症フェーズ数が減少し,アラビノキシランが炎症とう痛モデルにおいて抗有害効果をもち,食餌中のアラビノキシランにより示される生物的役割が増幅されたことを示した。

シソーラス用語： *トマト ,  *植物粘質物 ,  *キシラン ,  *抗侵害作用 ,  *鎮痛薬 ,  痛覚 ,  炎症 ,  生理活性因子 ,  機能性食品 ,  分子鎖 ,  側鎖 ,  腹腔内投与 ,  腹痛
準シソーラス用語： *アラビノキシラン ,  マウスモデル

分類 (4件)： 野菜  (FC03043X) ,  三員複素環化合物  (CF07050R) ,  解熱鎮痛薬の基礎研究  (GW03040H) ,  植物の生化学  (EH01050J)

タイトルに関連する用語 (5件)： トマト ,  Solanum ,  粘質物 ,  アラビノキシラン ,  マウスモデル