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J-GLOBAL ID:201702296280090021   整理番号:17A0449712

心筋分化系列決定を増強するための幹細胞のケラチン介在付着【Powered by NICT】

Keratin mediated attachment of stem cells to augment cardiomyogenic lineage commitment
著者 (5件):
資料名:
巻: 151  ページ: 178-188  発行年: 2017年 
JST資料番号: W0541A  ISSN: 0927-7765  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本研究の目的は,ヒト間葉系幹細胞(hMSC)の効率的な心筋原生系統コミットメントのためのヒト毛髪由来のケラチンを用いた簡単な表面改質技術を開発することであった。ケラチンは酸性及び塩基性構成要素に沿ったヘテロ二量体の両方を含む廃棄されたヒト毛髪から抽出した。抽出ケラチンは異なる濃度で従来の組織培養ポリスチレン表面に吸着させた。500μg/mlのケラチン溶液は,最小の凝集した12±1nmの厚さの被覆層が得られた。ケラチン被覆表面は,細胞接着および増殖を促進した。心臓アクチニン,心筋トロポニンおよびβ-ミオシン重鎖のような既知の心筋細胞遺伝子のmRNA発現の大きな増加が観察された。免疫染色はサルコメア性α-アクチンとトロポミオシンの発現増加を示したが,ウエスタンブロットは,非被覆表面よりもケラチン被覆表面上の細胞におけるトロポミオシンと筋細胞エンハンサー因子2Cの高い発現を確認した。Atp2a2とNkx2.5遺伝子のケラチン促進DNA脱メチル化は,増加した分化の根底にある可能な分子機構としての後成的変化の重要性を明らかにした。包括的遺伝子発現解析は,サイトカインとケモカインシグナル伝達,細胞-細胞および細胞-マトリックス相互作用,Wntシグナル伝達,MAPKシグナル伝達,TGF-βシグナル伝達とFGFシグナル伝達経路を含む心筋関与に関連する経路に関与する遺伝子の発現における有意な変化を明らかにした。ケラチンの吸着は,心血管再生医学における異種成分不含戦略の開発に重要な意味を持つ幹細胞の心筋形成分化系列決定を誘導するための容易で手頃なまだ強力なルートを提供する。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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細胞生理一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
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