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J-GLOBAL ID：201802213494795434   整理番号：18A0505852

干潟におけるカニ食鳥類のヤマトオサガニ生息地適性指数モデルを用いた生息環境評価手法

The method of habitat assessment for crab-feeding birds on tidal flat by Habitat Suitability Index models for the burrowing crab Macrophthalmus japonicus

著者 (7件)： 中根幸則 (電力中研) ,  本多正樹 (電力中研) ,  阿部聖哉 (電力中研) ,  奴賀俊光 (バードリサーチ) ,  長谷川一幸 (海洋生物環境研) ,  秋本泰 (海洋生物環境研) ,  三浦正治 (海洋生物環境研)
資料名： 環境アセスメント学会誌
巻： 16  号： 1  ページ： 56-63  発行年： 2018年02月20日 
JST資料番号： L5271A  ISSN： 1348-1819  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・カニを採食するシギ・チドリ類の生息環境を定量評価する手法を開発。
・干潟におけるカニ類生息場適性指数(HSI)モデルに着目し,千葉県内河口域に飛来するシギ・チドリ類の種と採食するカニ類を調査し,被食されるカニのHSIモデルを作成。
・当HSIモデルをもとにカニ類を採食する鳥類の餌場としてのポテンシャルを評価。
・出現するカニ類のほぼ全てがヤマトオサガニであると判明。
・Spearmanの順位相関分析を行い,ヤマトオサガニと鳥類の生息分布関係を解析。
・作成したヤマトオサガニのHSIにより,鳥類の個体数との関係性を評価。
・結果,カニ採食鳥類の生息分布が餌となるカニ類の生息場適性に基づいて評価。

シソーラス用語： *チドリ類 ,  *短尾類 ,  生息環境 ,  評価 ,  生息場所 ,  *モデル ,  生物相互作用 ,  相関 ,  生息分布
準シソーラス用語： *HSIモデル ,  シギ ,  *ヤマトオサガニ ,  順位相関 ,  定量評価 ,  被食者

分類 (1件)： 異種生物間相互作用  (EE01050A)

引用文献 (38件)：

• 朝倉彰(2011),十脚甲殻類.千葉県の保護上重要な野生生物-千葉県レッドデータブック-動物編 2011改訂版:394.千葉県環境部自然保護課.
• 阿部聖哉,梨本真,矢竹一穂,松木吏弓,竹内亨,石井孝(2005),イヌワシ行動圏におけるノウサギの生息密度の予測と地図化,環境アセスメント学会誌,3(1),86-91.
• 阿部聖哉,松木吏弓,竹内亨,梨本真,平田智隆,上野智利,田崎耕一(2010),タヌキ・アナグマの餌資源としての土壌動物の定量的評価,環境アセスメント学会誌,8(2),40-49.
• 倉原義之介,森本剣太郎,増田龍哉,鐘ヶ江潤也,古川恵太,滝川清(2007),干潟環境再生に向けた生物生息環境評価モデルの活用に関する検討,海岸工学論文集,54,1401-1405.
• 宇野宏司,中野晋,亘隆史(2002),四国周辺の干潟における稀少種「シオマネキ」の生息地適性評価,海洋開発論文集,18,185-190.

タイトルに関連する用語 (9件)： 干潟 ,  カニ ,  食鳥類 ,  ヤマトオサガニ ,  生息地 ,  適性 ,  指数モデル ,  生息環境 ,  評価手法