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J-GLOBAL ID：201802213655257960   整理番号：18A0770018

島弧火山への沈み込んだスラブの影響 中部~東北日本火山弧の組成変化と沈み込むスラブの形状

著者 (10件)： 中村仁美 (海洋研究開発機構) ,  中村仁美 (東京工大) ,  中村仁美 (千葉工大) ,  中村仁美 (産業技術総合研) ,  岩森光 (海洋研究開発機構) ,  岩森光 (東京工大) ,  岩森光 (東大) ,  石塚治 (産業技術総合研) ,  石塚治 (海洋研究開発機構) ,  西澤達治 (東京工大)
資料名： 月刊地球  (地球)
巻： 40  号： 5  ページ： 249-259  発行年： 2018年05月01日 
JST資料番号： L0342A  ISSN： 0387-3498  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： プレート縁はプレート同士が互いに接触し,力学的,熱的,および物質的に相互作用している。プレート縁の沈み込みは「スラブ先端」となり,そこでも様々な相互作用が生じていると考えられる。本稿では,沈み込むフィリピン海スラブ先端周辺地域の火山岩のSr-Nd-Pb同位体システムについて,コンパイルデータと本研究で得られたデータを合わせて解析し,マグマ生成に寄与したスラブ起源流体量とその分布を明らかにした。その結果は,東北日本の最南部において非地震性のフィリピン海スラブが存在し,島弧マグマの生成に寄与していることを強く示唆する。加えて,フィリピン海スラブと太平洋スラブの二重の沈み込みによって,マントルウェッジのコーナーに強い吸い込み力が生じ,地震学的に決定されているスラブ端における高い流体量をもたらしているのではないかと考えられる。(著者抄録)

シソーラス用語： フィリピン海プレート ,  太平洋プレート ,  火山島 ,  日本 ,  マントル ,  プレート境界 ,  沈み込み帯 ,  *島弧 ,  プレートテクトニクス ,  *火山帯 ,  溶岩 ,  *同位体存在比 ,  マグマ ,  流体 ,  サブダクション ,  スラブ
準シソーラス用語： マントルウェッジ ,  火山フロント ,  *日本列島 ,  太平洋スラブ

分類 (1件)： 地質構造・テクトニクス  (DE04030Y)

タイトルに関連する用語 (7件)： 島弧 ,  火山 ,  スラブ ,  東北日本 ,  火山弧 ,  組成変化 ,  沈み込むスラブ