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J-GLOBAL ID：201802214642600834   整理番号：18A1370862

中央アジア・チュー川盆地の地形分類図を基に検討した中世都市遺跡の立地特性

著者 (4件)： 佐藤剛 (帝京平成大) ,  山内和也 (帝京大 文化財研) ,  望月秀和 (帝京大 文化財研) ,  八木浩司 (山形大)
資料名： 地図  (Map)
巻： 56  号： 2  ページ： 4-12  発行年： 2018年06月30日 
JST資料番号： L4361A  ISSN： 0009-4897  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・天山山脈西部に位置するチュー川盆地を対象とした地形判読を行ない,それに基づき地形分類図を作成。
・地形判読に当たっては日本の陸域観測技術衛星である「だいち」(ALOS)が撮影した可視画像と,それから作成されたデジタル標高モデル(DEM)を活用。
・地形分類図の作成プロセスを紹介。
・文献調査および現地調査で得られた遺跡の位置情報と地形分類図とを重ね合わせることで遺跡と地形との空間分布を示し,遺跡の立地特性について論考。
・チュー川盆地に分布する遺跡の位置情報と地形分類図とを重ね合わせることで,都市,城砦およびキャラバンサライは扇状地と段丘面上に構築されたことが明らかになるとともに,そのほとんどは扇状地の扇端上に分布することを提示。
・遺跡が分布する地形場を6つのタイプに分類し,地形の特性から土地の安定性,防御性,水利の安定性を要素とした定性的な評価を実施。
・この結果,各タイプの中で最も多くの遺跡が立地するのは,4つの都市遺跡が分布するType1であることが判明。

シソーラス用語： 中央アジア ,  盆地 ,  *地図 ,  時期 ,  *遺跡 ,  *都市 ,  分類 ,  扇状地 ,  立地 ,  氾濫原 ,  山岳 ,  数値地形モデル ,  解析
準シソーラス用語： 地形判読 ,  地形分類 ,  *地形分類図 ,  中世 ,  天山山脈 ,  都市遺跡

分類 (2件)： 観光,レクリエーション  (RD04030J) ,  地形データの処理  (RC02050O)

引用文献 (6件)：

• Кожемяко П.Н. 1959. Раннесредневековые города и поселения Чуйской долины. Фрунзе.
• 佐藤 剛・苅谷愛彦 2014. 「北部飛驒山脈の地すべり地形学図 (1:25,000)」の作成とそれを用いた地すべり地形の解説. 地図 52 (1) : 1-12.
• 佐藤 剛・横山隆三・土志田正二・田殿武雄 2016.一定垂直倍率立体斜度図を用いた異なるDEMによる地すべり地形判読性能の比較. 地図 54 (4) : 17-22.
• 佐藤宏之 2009. 地考古学が日本考古学に果たす役割.第四紀研究 48 (2) : 77-83.
• 相馬秀廣・山内和也・山藤正敏・安倍雅史・バレンティナ サンコバ・ヴァレリー コルチェンコ・窪田順平・渡辺三津子 2012. 衛星考古地理学からみたキルギス共和国チュー川流域都城址アクベシム遺跡および周辺遺跡の特徴. 日本地理学会発表要旨集 81 : 812.

タイトルに関連する用語 (5件)： 中央アジア ,  盆地 ,  地形分類図 ,  遺跡 ,  立地特性