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J-GLOBAL ID：201802215874951249   整理番号：18A0638860

気候変動による停滞性水域の熱・物質循環と水質環境への影響評価と適応策に関する研究(気候変動にともなう流域からダム貯水池・湖沼に流入する土砂量・栄養塩負荷量の変化の把握,ダム貯水池・湖沼の水質予測手法の構築と水質への影響評価)

著者 (7件)： 南山瑞彦 (土木研) ,  平山孝浩 (土木研) ,  對馬育夫 (土木研) ,  金子陽輔 (土木研) ,  石神孝之 (土木研) ,  櫻井寿之 (土木研) ,  中西哲 (土木研)
資料名： 下水道関係調査研究年次報告書集  (土木研究所資料)
巻： 2016  ページ： 96-104  発行年： 2018年01月 
JST資料番号： G0037C  ISSN： 0386-5878  資料種別： 年次報告 (Y)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・研究の目的は,気候変動による気温・降水量の変化がダム貯水池の水質・濁質に与える影響を将来予測。
・計画初の今年度は,東北地方の御所ダムを対象に,水質変動予測モデルを構築し,現在気候と将来気候6ケースについて20年間の水質予測シミュレーションを実施。
・その結果,当ダムではダムサイト選定時に貧酸素化に伴う底層の嫌気化が進行すると推定されており,予測計算結果からも高次のシナリオになるにつれて貧酸素化が進行する傾向が確認。
・流況が比較的良いシナリオでは,貧酸素化は現在の気候と同程度の変化。
・水質計算の結果,SSについては流入土砂濃度の変化によって湖内のSS濃度に大きな変化を生じたが,クロロフィルaやDOなどの水質項目にはほとんど不変化。

シソーラス用語： 気候変動 ,  *地球温暖化 ,  湖沼 ,  *湖沼汚濁 ,  貯水池 ,  変化 ,  *予測モデル ,  *水質保全 ,  酸素欠乏 ,  嫌気性 ,  懸濁物質
準シソーラス用語： ダム湖 ,  *水質変動 ,  *貧酸素化 ,  *SS【水質】

分類 (4件)： 気候学,気候変動  (DC05140T) ,  環境問題  (SA01020V) ,  湖沼汚濁  (SB02030Q) ,  貯水池,調整池  (RC16030Z)

引用文献 (5件)：

• 文部科学省,経済産業省,気象庁,環境省:IPCC第5次評価報告書統合報告書政策決定者向け要約(翻訳),2015.
• 環境省:気候変動の影響への適応計画、2015. http://www.env.go.jp/press/files/jp/28593.pdf
• 国土交通省:国土交通省気候変動適応計画、2015.http://www.mlit.go.jp/common/001111532.pdf
• Jia, Y, Ni, G., Kawahara, Y. and Suetsugi, T.: Development of WEP model and its application to an urban watershed. Hydrological Processes 15, 2175-2194. 2001.
• 鵜木啓二、多田大嗣、細川博明:USLEによる畑地流域からの土砂流出解析、第53回北海道開発技術研究発表会、 2010.

タイトルに関連する用語 (18件)： 気候変動 ,  停滞 ,  水域 ,  物質循環 ,  水質環境 ,  影響評価 ,  適応 ,  研究 ,  流域 ,  ダム貯水池 ,  湖沼 ,  流入 ,  土砂 ,  栄養塩負荷 ,  把握 ,  水質 ,  予測手法 ,  構築