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J-GLOBAL ID：201802216784494976   整理番号：18A0357544

MUSIC法を用いたマルチベースライン三成分分解法に関する検討

Multi-baseline Three-Component Scattering Decomposition by Using MUSIC Method

著者 (4件)： 宮崎孝祐 (新潟大 大学院自然科学研究科) ,  山田寛喜 (新潟大 大学院自然科学研究科) ,  佐藤亮一 (新潟大 教育) ,  山口芳雄 (新潟大 大学院自然科学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 117  号： 403(SANE2017 85-108)  ページ： 21-26  発行年： 2018年01月18日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,マイクロ波リモートセンシングで偏波合成開口レーダ(PolSAR)による観測が実現されている。PolSARは地表面からの散乱電力に加えてターゲットにおける偏波の散乱情報が取得できる。そのため,画像が明瞭でない領域においてもターゲットの物理構造を把握することができる。偏波解析手法の中で特に注目されている手法として,ターゲットにおける散乱を表面散乱,二回反射散乱,体積散乱の三つの基本散乱成分を用いて評価する三成分モデル分解法がある。しかし,この手法にはPolSARデータの独立の観測量に対して未知パラメータの数の方が多いという課題が存在する。そのため,従来の分解法では,仮定を用いて解析を行っており,これまでに様々な仮定を用いた分解法が提案されている。この課題に対して筆者らはマルチベースライン・データセットを用いることにより従来の仮定を必要としない分解法について提案し,検討を進めている。本稿ではマルチベースライン分解法における解が不定となる問題に対して,未知パラメータに拘束条件を用いた場合に解の組み合わせが制限可能となることを示す。(著者抄録)

シソーラス用語： *リモートセンシング ,  *合成開口レーダ ,  *MUSICアルゴリズム ,  マルチ ,  基準線 ,  *多成分系 ,  *分割法 ,  パラメータ ,  *束縛条件
準シソーラス用語： 偏波合成開口レーダ ,  未知パラメータ ,  拘束条件

分類 (2件)： リモートセンシング一般  (AD04000L) ,  レーダ  (ND13010H)

引用文献 (8件)：

• A. Freeman and S. Durden, “A three-component scattering model for polarimetric sar data,” IEEE Trans. Geoscience and Remote Sens., vol.36, no.3, pp.963-973, May 1998.
• Y. Yamaguchi, T. Moriyama, M. Ishido, and H. Yamada, “Four-component scattering model for polarimetric sar image decomposition,” IEEE Trans. Geoscience and Remote Sens., vol.43, no.8, pp.1699-1706, Aug, 2005.
• M. Arii, J. van Zyl, and Y. Kim, “Adaptive model-based decomposition of polarimetric sar covariance matrix,” IEEE Trans. Geoscience and Remote Sens., vol.49, no.3, pp.1104-1113, Mar, 2011.
• H. Yamada, C. Komagata, D. Sato, R. Sato, Y. Yamaguchi, and S. Kojima, “Scattering component decomposition of pol-sar image by using multi-baseline sar data - preliminary results on pisar2-x campaign in niigata -,” 2015 Vietnam-Japan International Symposium on Antennas and Propagation, Jan. 2015.
• H. Yamada, MArii, R. Sato, Y. Yamaguchi, and S. Kojima, “Model-based scattering component decomposition by using multi-baseline polsar data,” Proc. of International Geoscience and Remote Sensing Symposium 2015 (IGARSS2015), July 2015.

タイトルに関連する用語 (4件)： MUSIC法 ,  マルチ ,  ベースライン ,  分解法