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J-GLOBAL ID:201802218478494124   整理番号:18A0226650

茶園における微小昆虫捕獲装置を用いたサビダニ類のモニタリングの可能性

Potential of Monitoring for Some Species of Eriophyid Mites by Using Suction Devices Developed for Capturing Small Insects in Tea Fields
著者 (2件):
資料名:
号: 124  ページ: 17-22  発行年: 2017年12月31日 
JST資料番号: G0753A  ISSN: 0366-6190  CODEN: CHKHB9  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2010年4月~11月に,クワシロカイガラムシの防除適期を把握するために開発された乾電池式の小型微小昆虫捕獲装置を利用して,茶園に生息する数種ダニ類の発生モニタリングを試みた。本装置には,カンザワハダニ,カブリダニ類,チャノナガサビダニ,チャノサビダニが捕獲され,特に,サビダニ類2種の捕獲数が多かった。毎週,本装置のトラップ・カートリッジの交換と同時に装置の周辺から茶葉20枚を採取して各種ダニ類の寄生密度を調査し,捕獲装置による捕獲数と比較した。その結果,チャノナガサビダニとチャノサビダニについては,捕獲数と寄生密度がほぼ同調した消長パターンを示し,捕獲数と寄生密度との間に有意な正の相関関係が認められた。本装置は,野外での耐久性能に若干の問題が認められるものの,茶園に生息するサビダニ類の簡便なモニタリング装置と示唆された。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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昆虫・ダニによる植物被害  ,  し好料作物 
引用文献 (19件):
  • 南川仁博・刑部 勝(1979):クワシロカイガラムシ.茶樹の害虫,日本植物防疫協会.pp.83-96.
  • 武田光能(2008):クワシロカイガラムシ.茶大百科II,農文協.pp.560-563.
  • 武田光能・佐藤安志(2007):クワシロカイガラムシ孵化盛期調査のための微小昆虫捕獲装置と画像処理自動係数法.農業技術,62(6),250-255
  • Sabelis M. W. (1985) : Sampling techniques. In: Spider mites their biology, natural enemies and control, Volume 1A. ed. by Helle W. and W. P. J. Overmeer, Elsevier Science Publishers B. V., pp.337-350.
  • 小池 朗・根本 久・天野 洋(2000):カブリダニ捕獲トラップ(Phyto trap)の開発およびその利用によるナシ樹上のカブリダニ種構成と発生消長の調査.応動昆,44,35-40.
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