抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
広義の相互援助と家族「ケア」の重要性は,アフリカにおいて重要であると議論されてきたが,子供の生存へのその寄与は注目されていない。本稿では,高U5MR(5歳未満児死亡率)地域における異なる特性を持つ3村におけるアンケート面接調査に基づく子供の死亡に影響する因子を解析した。その結果,第1に,家族と女性の数により分析した「介護」は子供の死と負相関し,農牧村ではないZanzibarにおける子供の生存の有効性を示した。第2に,「食品を欠く場合,近縁間で食べることができる」ことが,食品不足を伴う2本土村において小児生存に有益である傾向を示した。しかし,この相互援助は,包括的ではなく,食品流通機能は無効であった。第3に,子供の死を経験し,子供の医学のための金を受けた母親は医療のための金銭的相互援助の無効性を示した。さらに,金銭的相互援助は村毎に異なり,Swahili村では食品は金であり,農牧村では保健施設費に関心が高かった。結論として,相互食品援助は乳児と子供の生存に寄与したが,これは全村の場合に一般的ではなく,子供の実質的な数は食物分配と死のリスクの増加とは無関係であった。(翻訳著者抄録)