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J-GLOBAL ID：201802223217118295   整理番号：18A0704397

AUTOSARカーネルにおけるターゲット依存記述のバージョン更新自動化手法

著者 (4件)： 廣瀬秀樹 (京大) ,  高瀬英希 (京大) ,  高木一義 (京大) ,  高木直史 (京大)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 117  号： 480(DC2017 89-106)  ページ： 161-166  発行年： 2018年02月28日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 車載ソフトウェアに含まれるターゲット依存のコンポーネントは,使用するターゲットごとに開発する必要がある。本研究では,AUTOSARにおけるカーネルに着目し,そのターゲット依存記述のバージョン更新を自動化する手法を提案する。バージョン更新がすでに完了しているターゲット向けのプロジェクトを解析することで,バージョン更新に伴って発生したソースコードへの変更を検出する。さらに,異なるターゲット間でプロジェクトを比較することで,ソースコード中のターゲット依存の記述を検出する。変更箇所に含まれるターゲット依存の記述を抽象化し,対応する情報は車載ソフトウェア開発者がドメイン固有言語を用いて記述する。これによって,カーネルのターゲット依存記述のバージョン更新が効率化できる。TOPPERS/ATK2カーネルを対象とした適用事例によって,提案手法の有用性を示す。(著者抄録)

シソーラス用語： *ソフトウェア ,  ターゲット ,  依存性 ,  記述 ,  *改変 ,  *改良 ,  *更新 ,  *自動化 ,  システム ,  オペレーティングシステム ,  計算機コード ,  プログラミング言語
準シソーラス用語： *AUTOSAR ,  *バージョンアップ ,  車載システム ,  カーネル【オペレーティングシステム】 ,  ソースコード ,  ドメイン固有言語

分類 (2件)： 計算機システム運用管理  (JD02020C) ,  電装品  (QG03070C)

引用文献 (8件)：

• 櫻井 剛:自動車の組込みソフトウェアの現状:AUTOSARおよびISO 26262(組込みシステムの信頼性・安全性),日本信頼性学会誌,Vol.36,No.4,pp.197-205(2014).
• AUTOSAR:AUTomotive Open System ARchitecture, http://www.autosar.org/(アクセス日:2018年2月5日).
• Fennel, H., Bunzel, S., Heinecke, H., Bielefeld, J., F?rst, S., Schnelle, K.-P., Grote, W., Maldener, N., Weber, T., Wohlgemuth, F., Ruh, J., Lundh, L., Sand?n, T., Heitk?mper, P., Rimkus, R., Leflour, J., Gilberg, A., Virnich, U., Voget, S., Nishikawa, K., Kajio, K., Lange, K., Scharnhorst, T. and Kunkel, B.: Achievements and exploitation of the AUTOSAR development partnership, Technical report, SAE Technical Paper (2006).
• TOPPERS プロジェクト:TOPPERS/ATK2, https://www.toppers.jp/atk2.html(アクセス日:2018年2月5日).
• 廣瀬秀樹,高瀬英希,高木一義,高木直史:AUTOSARにおける複合デバイスドライバのマイコン依存記述生成手法,情報処理学会研究報告,Vol.2016,No.4,pp.1-8(2016).

タイトルに関連する用語 (7件)： AUTOSAR ,  カーネル ,  ターゲット ,  記述 ,  更新 ,  自動化 ,  手法