抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,電気機器の設計を高速化するための手法として,Model Order Reduction(MOR)が注目を集めている。MORを用いることで,電磁界解析と回路・制御システムとの連成解析が高速化され,これまで困難であった電気機器システム全体の設計効率化が実現しつつある。数多くのMOR法が提案されているが,筆者らはその一つであるKameari法に注目をしている。本手法は,電磁場をインダクタンスと抵抗から構成されるCauer梯子回路(Cauer Ladder Network,CLN)と各素子に対応した電磁場モードで表現する方法である。Cauer連分数法は,最初に磁性鋼阪中の1次元電磁場を扱う手法として提案され,その後,Kameari法として一般の3次元渦電流問題を扱う方法へと拡張された。本稿では,Kameari法を円形導体に適用した場合についてまとめ,その定式化を導体間の結合を考慮する方法への拡張能性について議論する。(著者抄録)