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J-GLOBAL ID:201802227557643311   整理番号:18A0827705

福江島・五島市三井楽町におけるアメリカザリガニの駆除の現状と課題

著者 (6件):
資料名:
巻: 29  号:ページ: 21-26  発行年: 2018年04月27日 
JST資料番号: L1887A  ISSN: 0915-4698  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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・環境省の緊急対策外来種であるアメリカザリガニは,日本の水辺生態系において壊滅的な被害をもたらすことが近年報告されるようになり,希少な水生昆虫類が生息する地域では積極的な駆除が行われている。
・長崎県の五島列島の南端の福江島・五島市三井楽町の夫婦池周辺は,ヒメミズスマシ,クロゲンゴロウ,コガタのゲンゴロウやガムシなどの絶滅危惧種などが生息するホットスポットであるが,著者らの2014年の調査でザリガニの侵入・定着が確認された。本資料では,約2年にわたる駆除活動についての中間報告と,その活動から浮かび上がってきた課題を考察した。
・アメリカザリガニの侵入範囲の確認と駆除活動。
・新聞報道の思わぬ結果(著者らの駆除活動が新聞で報道されると,福江島の他の地域から親子連れでザリガニ釣りにくる家族が目に付くようになった。このようなザリガニ採集が駆除に結び付けば良いのだが。外来種であることやザリガニが侵入すると地域の生態系に影響があることを認識せずに,持ち帰ったりすると,飼いきれなくなった場合に近所の溜池や河川へと放逐することも予想され,更なるザリガニの拡散を招く恐れがある。一般市民はもちろんのこと,特に教育機関への外来種門の啓発は重要な課題であろう)。
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分類 (2件):
分類
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生態系  ,  自然保護 
引用文献 (16件):
  • 福井順治 (2010) 磐田市桶々沼におけるベッコウトンボの保護活動. 「日本の昆虫の衰亡と保護」 石井実編, pp.139-142, 北隆館, 東京.
  • Gutierrez-Yurrita, P. J., G. Sancho, M. A. Bravo, A. Baltanas and C. Montes (1998) Diet of the red swamp crayfish Procambarus clarkii in natural ecosystems of the Donana National Park temporary fresh-water marsh (Spain). J. Crustac. Biol. 18: 120-127.
  • 苅部治紀・西原昇吾 (2011) アメリカザリガニによる生態系への影響とその駆除手法. 「エビ・カニ・ザリガニ: 淡水甲殻類の保全と生物学」 川井唯史・中田和義編, pp.315-330, 生物研究社, 東京.
  • 環境省 (2015) レッドデータブック2014-日本の絶滅のおそれのある野生生物-5 昆虫類. 株式会社ぎょうせい, 東京.
  • 永幡嘉之 (2016) マルコガタノゲンゴロウをとりまく諸問題. 昆虫と自然 51: 9-14.
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