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J-GLOBAL ID：201802229173676743   整理番号：18A1760128

蛍光ライダーによる多波長蛍光の空間分布計測

Spatial Distribution Measurement of Multiple Wavelength Fluorescence by LIFS-Lidar

著者 (4件)： 冨田孝幸 (信州大) ,  西澤直人 (信州大 大学院理工学系研究科) ,  宇都宮成弥 (信州大 工) ,  齊藤保典 (信州大)
資料名： レーザー研究  (レーザー学会誌)
巻： 46  号： 9  ページ： 522-526  発行年： 2018年09月20日 
JST資料番号： X0335A  ISSN： 0387-0200  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： レーザ誘起蛍光スペクトル(LIFS)は物体同定に有用であり,LIDARは物体の遠隔分布監視において強力である。その特性が環境観測のための潜在的な装置であることを可能にするLIFS-LIDARシステムを開発した。このシステムは,UV(355nm)パルスレーザ,経緯儀マウント上の直径25cmの望遠鏡,およびゲート付き画像強調CCDを装備した多チャネル分光計からなる。昼間でも低いLIFS信号物体を観測するために,CCDのゲート開放時間幅を10nsに設定し,背景光雑音を低減した。ゲーティングは,CCDに対する蛍光到着時間と一致するように遅延し,物体分布に関する情報を提供した。自然光条件下での室内の生きた植物と木製ボードの蛍光スペクトルを監視することにより,システム性能をチェックした。植物は約420,680および740nmに蛍光ピークを有した。しかし,木材ボードのみが420nm付近にピークを有し,LIFSが物体同定のための良い指標であることを示した。著者らのシステムの容積は1280×830×990mmとコンパクトなので,コンパクトな車両でも持ち運びが容易であり,また,小さなダイナモも作製した。著者らのモバイルLIFS LIDARは,より自由に観察を可能にする。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *蛍光測定 ,  波長依存性 ,  蛍光分光法 ,  レーザ照射 ,  空間分布 ,  電荷結合素子 ,  パルスレーザ ,  画像強調 ,  雑音 ,  チャネル ,  分光計 ,  望遠鏡 ,  *蛍光 ,  *LIDAR
準シソーラス用語： *レーザレーダ ,  ゲーティング ,  *レーザ誘起蛍光 ,  光雑音 ,  自然光 ,  多チャネル ,  多波長 ,  到着時間

分類 (2件)： レーザの応用  (BD04100V) ,  測光と光検出器一般  (BD07031F)

引用文献 (4件)：

• 若松 伸司 : 大気環境学会誌 36 (2001) 125.
• 斉藤 保典 : レーザー研究 39 (2011) 590.
• Y. Saito, K. Kobayashi, and T. Otani: 26th ILRC (2012) p.301.
• Y. Saito, K. Kurihara, H. Takahashi, F. Kobayashi, T. Kawahara, A. Nomura, and S. Takeda: Opt. Rev. 9 (2002) 37.

タイトルに関連する用語 (5件)： 蛍光 ,  ライダー ,  多波長 ,  空間分布 ,  計測