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J-GLOBAL ID：201802229763000382   整理番号：18A1979458

誘電体光学材料の損傷 3 誘電体における点欠陥の生成

著者 (1件)： 伊東千尋 (和歌山大 システム工)
資料名： プラズマ・核融合学会誌  (Journal of Plasma and Fusion Research)
巻： 94  号： 10  ページ： 496-500  発行年： 2018年10月25日 
JST資料番号： G0114A  ISSN： 0918-7928  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： レーザー誘起損傷は複雑な現象であり,複数の素過程が現象の発現に寄与している。近年のハイパワーレーザーやフェムト秒レーザーの出現により,レーザー誘起損傷は現実的かつ切実な問題となってきた。ここでは,その発生に関与する素過程のうち,レーザー誘起損傷の発端となるバンド間励起によって生じるキャリアの自己束縛と欠陥生成の関係を中心に概説する。点欠陥生成のメカニズムが解明されているアルカリハライドにおける励起子の自己束縛と欠陥生成の関係について述べ,自己束縛励起子の存在が実証されている石英結晶における自己束縛励起子とアモルファスSiO₂でのその欠陥対との関連について述べる。さらに,ニオブ酸アルカリや酸化チタン結晶におけるスモールポーラロンについても述べる。(著者抄録)

シソーラス用語： *レーザ損傷 ,  *自縄自縛励起子 ,  *点欠陥 ,  石英 ,  二酸化ケイ素 ,  アルカリ金属ハロゲン化物 ,  *ポーラロン ,  光学材料 ,  酸化チタン ,  ニオブ酸リチウム ,  電子-フォノン相互作用 ,  *励起子 ,  *色中心
準シソーラス用語： 自己束縛励起子 ,  非晶質二酸化ケイ素 ,  *スモールポーラロン ,  *欠陥形成 ,  自由励起子

分類 (2件)： その他の無機化合物の格子欠陥  (BK12050B) ,  レーザ照射・損傷  (BK16040S)

引用文献 (34件)：

• R. Kashyap and KJ. Blow, Electron Lett. 24, 47 (1988).
• S. Guizard et al., Europhys. Lett. 29, 401 (1990).
• P. Audebert et al., Phys. Rev. Lett. 73, 1990 (1994).
• L. Landau, Phys. X. Sowjectunion 3, 464 (1933).
• Y. Toyozawa, Optical processes in solids (Cambridge University Press, Cambridge, 2003)

タイトルに関連する用語 (4件)： 誘電体 ,  光学材料 ,  損傷 ,  点欠陥