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J-GLOBAL ID:201802231792631571   整理番号:18A1461303

気候変動によりマツ材線虫病の危険域は世界的に拡大する

著者 (9件):
資料名:
巻: 2018  ページ: 14-15  発行年: 2018年07月 
JST資料番号: J0619A  ISSN: 1348-9828  資料種別: 逐次刊行物 (A)
発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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マツ材線虫病(マツ枯れ)は,東アジアや南ヨーロッパで深刻な被害をもたらしており,気候変動による被害域の拡大が懸念されています。そこで,気候変動シナリオ下でのマツ枯れの発生危険域を世界で初めて地球規模で予測しました。その結果,将来の気温上昇量が大きいシナリオ下では,マツ枯れ発生危険域は,現在,世界のマツ21種が天然分布する地域の5割にまで拡大し,そのうちの約4割の地域はマツの分布に適さない気候条件になってしまう可能性があることがわかりました。本研究の結果は,マツ枯れの拡大阻止に取り組む世界の国々にとって重要な基礎情報となり,気候変動にともなう被害拡大の予防に役立ちます。(著者抄録)
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