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J-GLOBAL ID:201802232348110884   整理番号:18A1479096

悪性サイトに誘導するQRコードの存在とそれを利用した偽造攻撃

The Existence of the QR Code Guiding to a Malicious Web Site and a Counterfeit Attack Using It
著者 (3件):
資料名:
巻: 118  号: 109(ICSS2018 1-15)(Web)  ページ: 33-38 (WEB ONLY)  発行年: 2018年06月18日 
JST資料番号: S0532B  ISSN: 0913-5685  資料種別: 会議録 (C)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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二次元コードとしてのQRコードはウェブページへのアクセス,特に最近では決済への利用等,幅広い用途に用いられている。しかしながら利用する人はQRコードと視認はできるものの,その意味を直接解釈することはできない。QRコードを文字,あるいはデータとして解釈,つまり復号する専用のQRコードデコーダが必要である。QRコードは1990年代から利用が広まったものの,専用のデコーダが必要なことから限定的であった。この数年のスマートフォンの普及によりQRコードデコーダが標準で,あるいはアプリで実装されたことから一挙に広まったのである。QRコードは高い認識率を誇るものの,その内容を人が直接解釈できないことから,悪意のあるものが偽装したQRコードを作成し,不用意な操作から悪性サイトに導かれることが問題となっている。特に決済に用いられることが一般化した中国では,店舗側に表示されたQRコードを第三者が張り替えることによって,不正送金させる事件が多発している。また,QRコードを作成するうえで,QRコードが作成できるシステム開発会社に依頼するか,もしくはQRコード作成ソフトあるいはQRコード作成サイトを利用することが一般的である。しかし悪意を持ったシステム開発会社や作成サイトが偽装したQRコードを作成し,配布することも十分考えられる。しかしながら偽装したQRコードは悪性サイトに誘導されるがゆえに発見が容易であり,早い時点で対策が講じられる。本稿では,QRコードの構成方法,特に利用される誤り訂正符号の性質を利用して,発見が容易でない偽装されたQRコードの作成方法を示す。さらにその評価を行う,合わせて,偽装されたQRコードの危険性を明示するとともに,注意を喚起する。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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符号理論  ,  図形・画像処理一般  ,  データ保護 
引用文献 (5件):
  • 牧野武文, ′′シールを貼るだけのお手軽詐欺アリペイの偽QRコードで1万元を盗む′′, https://the01.jp/pOOO5594/, sprout, August 21 2017.
  • 今井秀樹, ′′符号理論′′, 電子情報通信学会, pp.155-173, 1990.
  • 日本工業規格, JIS, X0510, 二次元コードシンボル-QRコード-基本仕様, 2004.
  • 池田和興, ′′例題が語る符号理論 BCH符号・RS符号・QRコード′′, 共立出版, 2007.
  • 住信SBIネット銀行トップページ, http:www.netbk.co.jp, May 29 2018.
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
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