抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Twitterは利用者が多く,ツイートは利用者の率直な本音でもある。ツイートには,アイテムやイベントなどに関するツイートも多数存在しており,アイテムに関する多種多様な意見を収集することができる。しかし,Twitterは文字で表現されているため,アイテムの全体像が把握しづらい。このことから,アイテムの長所・短所の評価について視覚的に見ることでより明確に全体像が把握しやすいと考えられる。本研究では,アイテム名を含むツイートを収集し,類似ツイートをつなげたグラフを構築する。そして,この類似ツイートグラフにおける密結合するサブグラフであるコミュニティから,ユーザニーズに関する表現を抽出する。また,類似ツイートグラフを構築する際に類似度の閾値を適切に設定する必要がある。閾値が低すぎれば,関連しないツイートどうしが結合し,異なる要望表現を持つツイートの連結成分ができてしまう。一方,閾値が高すぎれば,多少の表記ゆれなどにより,本来同じ意味を持つ要望表現のツイートを別の連結成分として分割してしまう。本研究では,各連結成分に表れる要望表現の出現確率に着目して,純度と凝集度を定義し,それらの値が最大値となる類似度を閾値とする方法を提案する。(著者抄録)