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J-GLOBAL ID：201802245569215689   整理番号：18A0778417

樹木ナノセルロース自身を酸触媒とするアセタールの酸加水分解反応

著者 (3件)： 田村侑也 (九大 大学院) ,  鹿又喬平 (九大 大学院) ,  北岡卓也 (九大 大学院)
資料名： 日本木材学会大会研究発表要旨集(完全版)(CD-ROM)  (日本木材学会大会研究発表要旨集(CD-ROM))
巻： 68th  ページ： ROMBUNNO.K14-05-1545  発行年： 2018年03月05日 
JST資料番号： L1221B  ISSN： 1349-0532  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 樹木セルロースの最小構造要素であるミクロフィブリルを単離したナノセルロースは,透明・高強度・低線熱膨張性など様々な物性を発現することから,次世代機能性ナノ素材として期待されているが,現状では合成高分子や無機填料の代替利用など,その特異な材料特性が十分に活かされていない。我々は,天然セルロースにTEMPO酸化処理を施して得られる表面カルボキシ化セルロースナノファイバー(TOCN)自身が,高活性な酸触媒としてアセタールの加水分解反応を著しく加速する現象を見出した。この触媒効果は,均一系の酸触媒を上回っており,カルボキシ基がランダム配向した高分子電解質のカルボン酸や,セルロースII型の結晶構造のマーセル化TOCNでは得られなかった。本研究では,ナノセルロースの新規界面物性として,TOCN結晶界面を触媒反応場とする特異なアセタールの酸加水分解反応挙動について報告する。(著者抄録)

シソーラス用語： *セルロース ,  *ナノファイバ ,  細胞外マトリックス ,  酸化 ,  アセタール ,  *加水分解 ,  酸触媒反応
準シソーラス用語： TEMPO酸化 ,  *カルボキシ化セルロースナノファイバー ,  セルロースミクロフィブリル ,  ナノセルロース ,  ミクロフィブリル【繊維】 ,  *酸加水分解

分類 (3件)： 加溶媒分解  (CF02040X) ,  不均一系触媒反応  (CB06100E) ,  木材化学  (FF05040V)

タイトルに関連する用語 (6件)： 樹木 ,  ナノセルロース ,  自身 ,  酸触媒 ,  アセタール ,  酸加水分解