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J-GLOBAL ID:201802246244875151   整理番号:18A1626628

佐敷干潟におけるアサリ(Ruditapes philippinarum)個体群の季節変動とその変動を制御する要因

Seasonal changes in short-neck clam (Ruditapes philippinarum) population and its controlling factors on Sashiki Tidal Flats
著者 (8件):
資料名:
巻: 73  号:ページ: 1-10  発行年: 2018年08月31日 
JST資料番号: L3763A  ISSN: 1345-112X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究では,熊本県の八代海に面した砂質干潟である佐敷干潟において,大型底生生物群集の定量的なサンプリングを行い,大型底生生物群集の季節的動態と,アサリ,Ruditapes philippinarumの個体群動態のモニタリングを行った。アサリは日本沿岸の砂質干潟における大型底生生物群集の優占種の一つである。秋の繁殖期に生産された幼生は,11月から12月の間に干潟に着底した。新規に着底した稚貝の密度は2015年1月には約85000個体・m-2に達し,4月までに2~5mmの殻長を持つ稚貝が4760個体・m-2の密度で生残した。しかし,新規に加入したコホートは,5月から6月の間にほとんど崩壊した。同じ現象が2014年春の干潟で観察された。したがって,このことは,成体貝が年間を通した干潟において点在している理由の一つであった。これらの結果は,エイ類のアカエイ,Hemitrygon akajeiや腹足類のキセワタガイ,Philine argentataによる捕食圧が,春におけるアサリ個体群を崩壊させる主要な斃死因子であることを示唆する。春には,干潟上で多くの窪みがエイ類によって作られた。秋の繁殖期に新規に加入した若齢貝は,翌年の春にこれらの捕食者によって捕食されている可能性がある。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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魚類以外の水産動物  ,  個体群生態学  ,  異種生物間相互作用 
引用文献 (55件):
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