抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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災害が発生したとしても深刻な機能低下に陥らない道路ネットワークを構築することは我が国において重要な課題である。そのため,道路ネットワークの信頼性評価方法が様々提案されているが,データ収集や計算に手間がかかるものも多い。またネットワークの詳細度や範囲等の前提条件によって結果に差が生じることもあり,安定的な方法論は未だ確立されているとはいいがたい。本研究ではネットワークの形状的な特徴量を表すGraph Topology指標を用いた安定的かつ容易な道路ネットワークの評価手法を検討する。本稿では,そのなかでも中心性指標に着目し,脆弱性の従来評価手法のひとつである非重複経路数の数え上げとの比較により,信頼性・脆弱性評価におけるGraph Topology指標の活用妥当性について検証した結果を報告する。(著者抄録)