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J-GLOBAL ID：201802255335290690   整理番号：18A1841711

トンネル切羽の変状モニタリングのための画像解析技術の研究

RESEARCH ON IMAGE PROCESSING METHOD FOR MONITORING OF TUNNEL FACE DEROFMATION

著者 (4件)： 中村隆史 (岡山大学 大学院環境生命科学研究科) ,  藤岡大輔 (株式会社大林組 技術研究所) ,  中岡健一 (株式会社大林組 技術研究所) ,  西山哲 (岡山大学 環境生命科学研究科)
資料名： 土木学会論文集 F3(土木情報学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. F3 (Civil Engineering Informatics) (Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_226-I_233(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0254A  ISSN： 2185-6591  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 山岳トンネル工事において,切羽の肌落ちによる労働災害は,安全対策を十分に行っていても発生し,重大災害に繋がる可能性が高い.そのため常時切羽を監視し,肌落ち災害の予兆となる落石などの変状を把握することが重要である.そこで筆者らは,動体検出手法である背景差分法を軸とした画像解析による切羽監視手法を検討してきた.本研究では,画像解析によって切羽の変状モニタリングを可能にするために,切羽模型を複数の照度で撮影し,実際のトンネル坑内の照度における背景差分法の適用性について示し,肌落ち災害を想定した掘削映像を用いて画像解析を行った.その結果,目視による監視では困難な変状を検出し,変状以外の移動体を除去することで変状のみの検出が期待できることを示し,肌落ち災害の発生リスクを軽減する可能性について示した.(著者抄録)

シソーラス用語： *山岳トンネル ,  トンネル工事 ,  *切羽 ,  *監視 ,  *状態 ,  *変化 ,  ビデオカメラ ,  画像処理 ,  *画像分析 ,  災害 ,  崩壊 ,  減少 ,  検出 ,  移動体
準シソーラス用語： *トンネル切羽 ,  変状モニタリング ,  動体検出 ,  背景差分法 ,  肌落ち災害 ,  変状検出 ,  リスク軽減 ,  輝度変化

著者キーワード (5件)： tunnel face ,  monitoring ,  deformation ,  image processing ,  background subtraction

分類 (2件)： トンネル工学一般  (RC05010R) ,  図形・画像処理一般  (JE04010I)

引用文献 (10件)：

• 1) 吉川直孝,伊藤和也,堀智仁,玉手聡,豊澤康男:トンネル切羽の肌落ちによる死傷災害の調査分析と安全対策の検討,土木学会論文集,第67巻,2号,pp. 125-130,2011.
• 2) 竹林亜夫,山本和義,泉和泰志,上岡真也:切羽の不安定現象の分類と対策に関する考察,トンネル工学研究論文・報告集,第9巻,1999.
• 3) 西山哲,大西有三,龍明治,中井卓巳:トンネル施工管理のためのデジタル画像計測報の研究,日本材料学会,Vol. 59,No. 3,pp. 189-191,2010.
• 4) 熊谷幸樹,寺島佳宏,吉田良勝:切羽安全監視システムの開発と不良地山での試験適用,土木学会第66回年次学術講演会論文集,VI-327,2011.
• 5) 松阪喜幸:ディジタル画像処理[改訂新版],画像情報教育振興協会,pp286-289,2015.

タイトルに関連する用語 (5件)： トンネル切羽 ,  変状 ,  モニタリング ,  画像解析 ,  研究