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J-GLOBAL ID：201802261611227826   整理番号：18A0772116

層状物質 粘土鉱物の層間空間で有機分子に作用する一軸性圧力

著者 (3件)： 鈴木康孝 (Yamaguchi Univeristy) ,  富永亮 (Univ. Bayreuth) ,  川俣純 (Yamaguchi Univeristy)
資料名： セラミックス  (Bulletin of the Ceramic Society of Japan)
巻： 53  号： 5  ページ： 317-319  発行年： 2018年05月01日 
JST資料番号： S0291A  ISSN： 0009-031X  CODEN： SERAA7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・無機層状化合物の粘土鉱物の層間空間に取り込まれた有機分子のコンフォメーションは,「立体障害を乗り越えて」平らになり,高い静水圧に置かれた有機分子がとるコンフォメーションと類似性を示すが,本稿では,粘土層間にインターカレーションされた有機分子に作用する力を定量化について検討。
・粘土層間に存在するビフェニル誘導体に作用する圧力をX線回折測定に基づいて推定したGPaオーダの値は,圧力下で存在しているときと同等の挙動を示すことが判明。
・粘土ナノシートに取り込まれた有機カチオンに作用する力は一軸性となるが,層間空間も金属有機構造体(MOF)などと同様に,有機分子に作用する圧力の調整が可能。

シソーラス用語： *層状化合物 ,  *粘土鉱物 ,  *有機-無機ハイブリッド ,  有機化合物 ,  層間化合物 ,  インターカレーション ,  立体配座 ,  Coulomb相互作用 ,  一軸 ,  評価 ,  芳香族化合物 ,  X線回折 ,  ナノシート ,  積層構造 ,  圧力測定 ,  *圧力 ,  二面角 ,  分子構造 ,  吸収スペクトル
準シソーラス用語： インターカレーション化合物 ,  コンフォメーション ,  一軸性 ,  定量的評価 ,  ビフェニル誘導体

分類 (2件)： セラミック・陶磁器の製造  (YC03020V) ,  セラミック・磁器の性質  (YC03030G)

引用文献 (9件)：

• V. G. Kuykendall and J. K. Thomas, Langmuir, 6, 1350- 1356 (1990).
• M. Kato, M. Higashi and Y. Taniguchi, J. Chem. Phys., 89, 5417-5421 (1988).
• R. Kitaura, S. Kitagawa, Y. Kubayashi, T. C. Kobayashi, K. Kindo, Y. Mita, A. Matsuo, M. Kobayashi, H. C. Chang, T. C. Ozawa, M. Suzuki, M. Sakata and M. Takata, Science, 298, 2358-2361 (2002).
• T. A. S. Brandão, E. S. Orth, W. R. Rocha, A. J. Bortoluzzi, C. A. Bunton and F. Nome, J. Org. Chem., 72, 3800-3807 (2007).
• M. Hargittiai, Chem. Rev., 100, 2233-2302 (2002).

タイトルに関連する用語 (3件)： 粘土鉱物 ,  有機分子 ,  一軸性