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J-GLOBAL ID：201802261735712200   整理番号：18A0230003

効率的な多段階酵素反応を実現する分子コンビナート

著者 (2件)： 中田栄司 (京大 エネルギー理工学研) ,  森井孝 (京大 エネルギー理工学研)
資料名： バイオサイエンスとインダストリー  (B & I)
巻： 76  号： 1  ページ： 46-48  発行年： 2018年01月10日 
JST資料番号： G0089A  ISSN： 0914-8981  CODEN： BIDSE6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 細胞での物質やエネルギー代謝などの反応は,多くの酵素が分子コンビナートのように多段階的に効率的かつ選択的に行って生命を維持している。足場として注目されているDNAナノ構造体上の特定の位置に,DNA結合性アダプターを融合すると目的の蛋白質や酵素を配置することができる。試験上で分子コンビナートが構築されて,種類の異なる酵素を1分子ずつ並べて,細胞内現象とつなげることができた。

シソーラス用語： *ナノテクノロジー ,  *バイオテクノロジー ,  ナノ構造 ,  DNA結合タンパク質 ,  酵素反応 ,  酵素
準シソーラス用語： *DNAナノテクノロジー

分類 (1件)： 反応操作(単位反応)  (XE01040I)

引用文献 (7件)：

• Rothemund, P.W.K.: Folding DNA to create nanoscale shapes and patterns, Nature, 440, 297 (2006)
• Nakata, E. et al.: Zinc-finger proteins for site-specific protein positioning on DNA-origami structures, Angew. Chem. Int. Ed., 51, 2421 (2012)
• Ngo T.A. et al.: A protein adaptor to locate a functional protein dimer on molecular switchboard, Methods, 67, 142 (2014)
• Nakata, E. et al.: A modular zinc finger adaptor accelerates the covalent linkage of proteins at specific locations on DNA nanoscaffolds, Chem. Commun., 51, 1016 (2015)
• Ngo, T.A. et al.: Spatially organized enzymes drive cofactor-coupled cascade reactions, J. Am. Chem. Soc., 138, 3012 (2016)

タイトルに関連する用語 (4件)： 段階 ,  酵素反応 ,  分子 ,  コンビナート