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J-GLOBAL ID:201802267162230104   整理番号:18A0948282

冬季の斜里における上位蜃気楼の発生状況の調査-ドローンを用いた鉛直気温分布の観測手法の確立-

Research for occurrence conditions of the superior mirage in Shari, Eastern Hokkaido in winter
著者 (4件):
資料名:
巻: 80  号:ページ: 213-226  発行年: 2018年05月15日 
JST資料番号: G0017A  ISSN: 0373-1006  CODEN: SPYOA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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上暖下冷の空気層内で光が屈折して起こる上位蜃気楼は近年日本各地で発生が確認されているが,発生メカニズムについては研究の途上である。本研究では北海道東部のオホーツク海に面した斜里町において,冬季に発生する「冬の上位蜃気楼」に注目し,放射冷却によって陸地で形成された冷気が海上に流れ込むことでこの蜃気楼が発生するという想定を検証する。そのために,観測機器を地上に設置して,その発生時にどのような温度構造となるのかを探る観測手法の確立を目指した。高さの異なる同地点に気象計を設置して得られる温度差の把握や,低温下及び夜間での運用を初めて行った定点カメラによる撮影,ドローンを用いた低温下での鉛直気温分布の計測を実施した。その結果,斜里町の蜃気楼発生時には放射冷却による冷気が高さ60mから100m以上の接地逆転層を形成することや,時間帯にかかわらず1日中発生しているという新たな知見が得られた。これらの観測手法は今後の発生メカニズム研究に有力な方法と考える。(著者抄録)
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分類 (1件):
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放射,大気光学 
引用文献 (16件):
  • 本庄 薫,市瀬和義,伴 禎,松井一幸,房 英夫,林 芳和 (2004): 琵琶湖における蜃気楼の発生理由III~暖気の形成過程~. 日本気象学会講演予講集, 86, 393.
  • 石森明洋,名越利幸 (2016): 岩手県雫石町における霧の観測的研究. 日本科学教育学会研究会研究報告, 31(3), 97-100.
  • 市瀬和義,木下正博,西東孝信 (2006): 富山湾における蜃気楼(しんきろう)の発生理由VIII~定点カメラによる観測~. 日本気象学会大会講演予講集, 90, 434.
  • 金子和真 (2007): 2002-2006年に発生した苫小牧沖上位蜃気楼に関する考察. 日本気象学会講演予講集, 93, 43.
  • 川上紳一,東條文治 (2004): ロシア白海における蜃気楼の高度変化. 天気, 51(7), 505-506.
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