抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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銅カップの機能性を高める目的で,銅/樹脂/銅ラミネートシートの成形性を調べた。純銅は非常に高い電気伝導率を有する延性金属であるが,密度はアルミニウムやチタンのそれらよりも高い。一部が樹脂でできた銅カップはカップの重量減を可能にする。さらに,クラッドカップは熱保持や振動特性に対する保護を有するようより思われる。実験において,これらの材料は純銅と樹脂であった。樹脂シートはポリカーボネートプラスチック(PC),ナイロン66(66N),ポリ塩化ビニル(PVC),ポリエチレンテレフタレート(PET)である。PCはその衝撃耐性が最もよく知られている。これらのシートの初期厚みは0.2から0.5mmの厚みであった。ブランクの直径は70mmである。パンチとダイスは冷間工具鋼JIS-SKD11である。パンチの肩半径は3mmと4mmである。深絞りプロセスを油圧プレスを用い,成形速度約10mm/minで実施した。パンチとダイスの間の隙間をラミネートシートの厚みと等しくした。ラミネートシートは二つの銅シートの間に樹脂シートを差し込むことで構成した。積層条件での各シートはお互いに接合されなかった。深絞りプロセスにおいて,ラミネートシートが採用され,平坦なシートブランクはパンチによって円形に成形された。深絞りを成形性を調べるために実施した。ラミネートシートは亀裂無しで成功裏に深絞りされた。底部破損および側壁破断のような損傷はカップそのもの上で観察されない。しかしながら,カップ開口部上にしわが観察されることは注記される。これらのしわは,冷間絞りの時のブランクホルダーによるカップ開口への圧力を印加することが可能であるため,絞りカップ開口近傍で形成する。深絞りカップの断面を樹脂シートの成形性を調べるために観察した。深絞りカップの底部隅において厚みの減少率は6%よりも小さかった。銅/樹脂/銅クラッドカップは成功裏に深絞りできたことを見出した。(翻訳著者抄録)