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J-GLOBAL ID：201802279507381768   整理番号：18A1414159

水田飼料作物と肉用牛繁殖経営の生産基盤強化

著者 (2件)： 鵜川洋樹 (秋田県大) ,  鈴木智帆 (秋田県大)
資料名： 農業経営研究  (Japanese Journal of Farm Management)
巻： 56  号： 2  ページ： 45-50  発行年： 2018年07月25日 
JST資料番号： L4236A  ISSN： 0388-8541  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・肉用牛繁殖経営において資金だけでは整備できないのが飼料生産基盤である。
・本稿では,水田飼料作物と肉用牛繁殖経営の生産基盤強化を調べた。
・方法(水田地帯の転作田等で飼料を生産している生産組織を対象に,その取り組みや構成員の経営状況を事例分析により検討した)。
・結果(飼料生産組織の取り組みと飼料生産,飼料生産費用,Nコントラクター構成員の飼料需給構造)。
・これまでの分析結果から,飼料生産組織の構成員である肉用牛繁殖経営では,転作田など複数の飼料調達先を持ち,そこで生産された牧草や稲WCSで粗飼料の大半を賄うことができ,高い飼料自給率を達成しており,転作田等で生産された飼料作物が地域畜産の生産基盤の強化に寄与していることを明らかにした。

シソーラス用語： *飼料作物 ,  *水田 ,  *肉牛 ,  繁殖管理 ,  *粗飼料 ,  *農業経営 ,  農業地区 ,  製造原価 ,  請負契約 ,  成員 ,  牧草 ,  畜産業 ,  基礎
準シソーラス用語： 飼料自給率 ,  飼料生産 ,  事例分析 ,  需給 ,  生産組織 ,  転作田

分類 (3件)： 飼料作物,草地  (FC03050J) ,  牛  (FD02020Y) ,  稲作  (FC03020C)

引用文献 (5件)：

• 平児慎太郎・千田雅之(2005):「畜産経営における稲発酵粗飼料の利用実態と評価-千葉県を事例として-」,『農業経営研究』,43(1),pp.90-94.
• 千田雅之・恒川磯雄(2015):「水田飼料作経営成立の可能性と条件-数理計画法の適用による水田飼料作経営の規範分析と飼料生産コスト-」,『農業経営研究』,52(4),pp.1-16.
• 鵜川洋樹(2017):「耕畜連携の経営行動と資源循環-飼料用米の生産と利用-」,鵜川洋樹・佐藤加寿子・佐藤了『転換期の水田農業-稲単作地帯における挑戦-』,農林統計協会,pp.143-170.
• 鵜川洋樹(2017):「耕種連携による水田飼料作物の生産・利用方式~酪農経営における飼料用米・稲WCS利用~」『畜産の情報』(2017年11月号),pp.43-55.
• 矢坂雅充(2005):「自給飼料生産と土地利用型畜産」,『農業経済研究』,77(3),pp.129-139.

タイトルに関連する用語 (7件)： 水田 ,  飼料作物 ,  肉用牛 ,  繁殖 ,  経営 ,  基盤 ,  強化